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春高2025

デンソー、埼玉上尾、岡山が四強入りを争う。優勝への挑戦権はどのチームに【V1女子今週の見どころ】

  • SV女子
  • 2021.02.11

 いよいよV・レギュラーラウンドの最終週を迎えるバレーボールのV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。今週のホームゲーム情報と、試合の見どころをご紹介! 

 

■四強を懸けて、デンソーvs.岡山が直接対決で火花を散らす

 2月20日(土)から開幕するV・ファイナルステージ。このV・ファイナルステージでは、V・レギュラーラウンドの1位~4位、5位~8位、9位~12位がそれぞれ3会場に分かれて最終順位決定戦を行うため、優勝を目指すには、V・レギュラーラウンドを上位4チーム以内でフィニッシュしなければならない。そこで、今週特に盛り上がりを見せるのが、“優勝への挑戦権”を懸けたデンソーエアリービーズ、岡山シーガルズ、埼玉上尾メディックスの四強争いだ。

 

 その中でも特に注目の一戦となるのは、JTマーヴェラスのホームゲームとなる尼崎大会(兵庫県尼崎市)で13日(土)に行われる、デンソーエアリービーズ(4位)対岡山シーガルズ(6位)の対戦。四強入りへ、あとがない両チームの直接対決は白熱必至だ。先週は、連敗と苦杯をなめたデンソーと岡山。いかに切り替えて力を発揮できるか、序盤から終盤まで集中力を保てるかが勝負のカギを握るだろう。

 セッターの田代佳奈美が、プラマー・キャサリンや奥村麻依ら技巧派のスパイカーを操るデンソーは、持ち前の多彩な攻撃も武器に序盤から攻め込みたいところ。それに対し、攻守での粘りやメンバーチェンジを駆使した戦略で相手を揺さぶる岡山は、デンソーが勢いづく前に自分たちのリズムで試合を展開できるか、注目だ。1レグでは競り合いの末にデンソーが勝利を飾ったが、プレッシャーのかかる最終局面での対戦は、また一味違うものとなる予感。2レグの勝負の行方に注目だ。

 

 また、14日(日)には同会場で、デンソーと7位の久光スプリングスが対戦。四強入りへ勝ち星を重ねたいデンソーと、先々週から4連勝と勢いづいている久光スプリングスがぶつかり合う。1レグではストレートでデンソーを制した久光が、ベテランの意地と若手の活躍で再び試合をものにするか。V・レギュラーラウンド最終戦での熱い一戦は必見だ。

 

■トヨタ車体と日立の8位争いにも注目

 同じく尼崎大会では、2位のJTが8位のトヨタ車体クインシーズ、そして20戦全勝で首位を走る東レアローズをホームで迎え撃つ。リーグでこそ東レからの勝利を逃しているJTだが、昨年末に開催された『天皇杯・皇后杯』では、決勝戦で東レを破ったJTが優勝をつかみ取った。年が明けて、初めての対戦を迎える両チーム。V・レギュラーラウンドを全勝で走り切りたい東レに黒星をつけるべく、ホームの声援を背にJTが意地を見せる。

 また、トヨタ車体は、5位~8位決定戦へ進むか9位~12位決定戦へ進むかの瀬戸際に立っており、四強争いを展開するチーム同様、絶対に負けられない一戦となる。豊富な選手層で高いチーム力を誇るJTに対し、まずはサーブとブロックを機能させて相手のリズムを乱していきたいところ。その戦いぶりに期待したい。

 

デンソーvs.岡山。四強入りを懸けた直接対決の行方やいかに【写真:月刊バレーボール】

 

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