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春高2025

宮浦健人 (ジェイテクト)や新井雄大(JT),新風吹かす内定選手に注目【V1男子今週の見どころ】

  • SV男子
  • 2021.02.25

 V・レギュラーラウンドも残り5週と、リーグも終盤戦に突入しているバレーボールのV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。日本代表選手はもちろん、世界トップレベルの外国籍選手も多く在籍するV1男子の、各チームのホームゲーム情報&試合の見どころをご紹介。

 

■首位サントリーにJTが挑む。下克上なるか

 JTサンダーズ広島のホームゲームとなる米子大会では、6位のJT広島が首位のサントリーサンバーズをホームで迎え撃つ。そのJT広島は、先週広島で開催されたホームゲームでジェイテクトSTINGSに連敗を喫しており、まずは気持ちを切り替えて今週に挑みたいところ。

 

 これまで2戦を戦い敗れているサントリーに、今週こそ黒星をつけられるか。先週は金子聖輝をセッターで先発起用したり、内定選手の坂下純也が途中出場を果たしたりと若手選手の起用も目立ったJTだが、どのような布陣で強敵に立ち向かうかも見どころだ。

 

  オーストラリア代表の主砲、エドガー・トーマスや、リーグトップレベルのアタックやブロック力で貢献するミドルブロッカー小野寺太志、そして内定選手ながら試合出場が続く新井雄大らを軸に、勝利への突破口を切り拓く。フレッシュパワーを支える経験豊富なベテラン選手たちの、いぶし銀の活躍にも期待したい。

 

 対するサントリーは、先週の試合で大分三好ヴァイセアドラーに快勝すると、連勝記録を14に伸ばした。ディフェンス面の頑丈さももちろんだが、サントリーの最大の武器は、その攻撃力。身長218センチのオポジット、ムセルスキー・ドミトリーや、強力なサーブや前衛後衛をいとわない攻撃で魅せる柳田将洋、守備力も魅力の技巧派スパイカー藤中謙也らを筆頭に得点を重ねる。 

 

 キャプテンを務める若手セッター大宅真樹を司令塔に据えるチームの、24戦22勝と他を圧倒する組織力に注目だ。

 

■5位堺vs.7位東レ。堺に負け無しの東レが3レグでも意地見せるか

 堺大会では、5位の堺ブレイザーズが7位の東レをホームで迎え撃つ。順位を見れば堺に分があるようだが、今季の直接対決では、2レグ共に東レが勝利を飾っている。

 

 両チームともにミドルブロッカーを絡めた攻撃展開を特徴とする中、パダル・クリスティアンの高い決定力も武器にサイドアウトを奪い、相手に流れを渡さない東レが、堺を一歩上回っている。現在、リーグ2位の効果率をマークしているサーブ力を発揮し、堺にリズムを作らせず優位な試合運びができるか。東レも気を抜けない一戦となる。

 

 東レ戦で勝ち星に恵まれない堺は、ホームでの応援も力に、今週の連戦でその雪辱を果たしたいところ。攻守での奮闘が光る髙野直哉や、2月21日(日)に『Vリーグ通算400試合出場』を達成し日本記録を更新し続ける松本慶彦らの要所での得点力に期待したい。

 

 また、複数ポジションをこなせる樋口裕希と、器用さを生かし出場機会を増やしている鵜野幸也ら、アウトサイドヒッターの選手起用にも注目だ。

 

 “熱量”や“気迫”をチームカラーとする両チームの対戦。セッター藤井直伸(東レ)と関田誠大(堺)を軸に繰り広げられる、心理戦と頭脳戦の行方をお見逃しなく。

 

      アウェーで連勝なるか、首位のサントリーサンバーズ【写真:月刊バレーボール】

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