中川美柚や廣瀬七海ら、スターの原石が輝く『V Cup』開幕【V1女子今週の見どころ】
- SV女子
- 2021.02.25
■『V Cup』とは?
V・ファイナルステージが終了し、JTマーヴェラスが優勝でリーグを締めくくったV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。今週からは、『2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V Cup』と題し、V1リーグの12チームで順位を争う第二のリーグ戦が幕を開ける。この大会には、東京オリンピックへ向けた代表活動のためにチームを離れる日本代表選手たちは参加しない。そのため、同じチームとはいえリーグとはその顔ぶれが大きく変わり、観戦側も、フレッシュな気持ちでもう一度リーグを楽しむことができる。
3月27日(土)~28日(日)のファイナルラウンドまで、4週にわたり開催される『V Cup』では、まず、全12チームを2グループに分け、1回戦総当たりによる予選ラウンドが行われる。ファイナルラウンドでは、各グループの上位2チームによるセミファイナルが実施され、その勝者がファイナルに進出。敗者が3位決定戦を行うことで最終順位が決定される。
日本代表選手たちの存在に刺激を受けながら、日々、技を磨いてきた選手たちがその成果を発揮する舞台、『V Cup』。代表活動で主力選手たちがチームを離れる中、V.LEAGUEでも活躍を見せた選手はもちろん出場機会が限られていた若手選手など、スターの原石たちがコートで躍動する姿に注目だ。
■リーグ優勝のJTと若手の選手層が厚いデンソーが激突
デンソーエアリービーズのホームゲームとなる岡崎大会の初日には、リーグ連覇を成し遂げたJTマーヴェラスとデンソーの一戦が行われる。JTからは、大黒柱の小幡真子や芥川愛加、技巧派の林琴奈やセッターの籾井あきが日本代表に選出。デンソーからは、司令塔の田代佳奈美や鍋谷友理枝、奥村麻依、リベロの井上琴絵や若手の東谷玲衣奈ら5名が代表に名を連ねた。
両チームともに主力セッターとリベロを欠く中での試合となるが、柴田真果(JT)、松井珠己や田原愛里(ともにデンソー)ら、今大会での活躍が期待されるセッター陣のゲームメイクは見どころの一つ。それぞれ、アンダーカテゴリーの日本代表としても結果を残している実力派の3選手と、攻撃陣のコンビネーションに注目したい。
田中瑞稀や西川有希、ヒックマン・ジャスティスや目黒優佳など技量の高い攻撃陣がそろうJTと、リーグで最優秀新人賞を受賞した横田真未や工藤嶺、中元南を中心に決定力のある若手選手がそろうデンソーの対戦。混戦が予想される中、リーダーシップをもって試合をけん引する選手の存在が、勝敗のカギを握るだろう。
リーグ優勝を果たしたJT。刺激を受けた若手選手たちが、次はV Cupで魅せる【写真:月刊バレーボール】