ヴィアティン三重がホームで連戦 富士通と埼玉に下克上なるか【V2男子見どころ】
- V男子
- 2021.02.26
V・レギュラーラウンドも残り2週となり、リーグもいよいよ佳境を迎えるバレーボールのV.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)。今週は全試合がリモートマッチでの開催となる。
■ホームで連戦のヴィアティン。富士通と埼玉を迎え撃つ
ヴィアティン三重のホームゲームとなる津大会には、5位の埼玉アザレア、4位の大同特殊鋼レッドスター、首位の富士通カワサキレッドスピリッツと8位のヴィアティン三重が集結。初日には、順位が拮抗する埼玉と大同特殊鋼、17戦を無敗で駆け抜けている富士通と13戦5勝のヴィアティンが、それぞれ火花を散らす。
残りの試合数を考えると上位進出の可能性も高い埼玉は、共に上位を争う大同特殊鋼と今季初対戦を迎える。ここまで埼玉は10戦7勝と着実に勝ち星を重ねており、さらに後半戦では、中野竜や森田凌雅ら跳躍力を生かした華麗なプレーが冴える内定選手たちの加入で勢いを増している。現在6連勝中と好調をキープする中、負けられない相手との初日を制し、2日目へいい流れを作れるか。
対する大同特殊鋼は、拾って打てる津田大地やリベロの備一真を軸に安定した守備から、決定力のあるミドルブロッカー吉田魁成や田中尚を絡めた多彩なバレーを展開。安定したチーム力を見せている。埼玉との一戦では、今季初めて対峙する相手の状況を把握しながら自分たちのバレーを展開できるか。対応力が勝敗のカギを握るだろう。攻守での駆け引きに注目だ。
森垣拓真や吉田裕亮ら今季8名の内定選手を迎え入れ、すでにその多くがコートで実力を示しているヴィアティン。初日には無敗の富士通、2日目には勢いに乗る埼玉と高い壁が立ちはだかる中、何としても勝利を手にしたいところ。V・レギュラーラウンドの最終戦となる今週。フレッシュな面々が怖いものなしで大暴れし、上位チームに下克上を果たすか。期待したい。
対する富士通は、今週はヴィアティンとの一戦のみ。いつも通り力を発揮できれば負ける可能性は低い相手だが、思わぬ形で初黒星を喫しないためにも、油断は大敵だ。高い決定力を誇るエバデダン・ジェフリー・宇意や柳田百織を中心に序盤から攻め込み、試合を優位に進めていきたいところ。
リモートでの開催となるが、熱戦必至の終盤戦をぜひ配信でお楽しみいただきたい(『V.LEAGUE TV』にて配信)。