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春高2025

富士通の優勝確定か。ヴォレアスやサフィルヴァが本拠地の北海道で躍動【V2男子見どころ】

  • V男子
  • 2021.03.05

 今週で最終戦を迎える予定だったV.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)。しかし、コロナ禍でのリーグ開催において、再試合が設定できていない中止(延期)試合が25試合あることを考慮し、V・レギュラーラウンドの開催期間が3月28日(日)まで延長されることとなった(詳細はこちら)。 

 

 今週は、旭川市にて各日2試合が開催される。

 

■富士通が全勝優勝で4連覇を果たすか。首位対決でリベンジを誓うヴォレアス

 リーグ期間は延長したものの、全勝(18勝)で首位を走る富士通カワサキレッドスピリッツは今週でリーグの全20試合を終了するため、最終戦を迎えることとなる。続く2位のヴォレアス北海道は、現在、5戦を残して13勝。これらの戦況を見ると、富士通は、6日(土)のサフィルヴァ戦に勝利した時点で勝数が19となり、優勝が確定する。

 

 同時に、ヴォレアス北海道は6日(土)の埼玉アザレア戦に敗れた場合、リーグ優勝の可能性が潰えるため、まずは初戦から気を引き締めて臨みたいところ。

 

 優勝を懸けて最終戦に挑む富士通は、オポジットの栁田百織が、高い得点力でチームをけん引してきた。また、V2男子のアタック決定率ランキングで首位に立つエバデダン・ジェフリー・宇意や、ブロックでの貢献も光る加藤大雄らミドルブロッカーの活躍も、勝利には欠かせない大きな柱。兵頭佳樹も、ルーキーならぬ活躍で戦力となり、高い総合力を発揮しリーグを全勝で駆け抜けている。

 

 まずはサフィルヴァとの初日を制し、順位が拮抗するヴォレアスとの一戦を迎えたいところ。最後まで気を緩めずに戦い抜き、全勝優勝で締めくくるか。4連覇達成に大いに期待がかかる。
   

 昨シーズンの悔しさも胸に優勝を目指すヴォレアスは、初日に12戦9勝で3位の埼玉、2日目に富士通と対戦。両日ともに気が抜けない戦いとなる。特に、前回対決ではセットカウント3-1で勝利しているものの、内定選手を加えチーム内競争が活発になっている埼玉は、さらにチーム力を増してぶつかってくるだろう。

 

 その中で、負けられない一戦にプレッシャーを感じ過ぎず、ヴォレアスらしいパワフルな攻撃を展開していけるか。台湾出身のオポジット張育陞をはじめ、佐々木博秋ら日本人選手らが各試合ごとに役割を果たし、最後まで総力戦で戦い抜きたいところ。まずは埼玉戦を制し優勝への望みを繋ぐと同時に、虎視眈々と2位の座を狙う埼玉の勢いを止められるか。

 

優勝を決めて4連覇なるか。富士通の躍進に注目【写真:月刊バレーボール】

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