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春高2025

予選R最終週 全勝の久光とJT、埼玉上尾とNECがファイナルR進出へ優勢か【V Cup見どころ】

  • SV女子
  • 2021.03.19

■V Cupとは?

 2月21日(日)にV・ファイナルステージが終了し、JTマーヴェラスが優勝でリーグを締めくくったV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。リーグが終了した翌週から、「2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V Cup」と題し、V1リーグの12チームで順位を争う第二のリーグ戦が幕を開けた。この大会には、東京オリンピックへ向けた代表活動のためにチームを離れる日本代表選手たちは基本的に参加しない。そのため、同じチームとはいえリーグとはその顔ぶれが大きく変わり、観戦する側も、フレッシュな気持ちでもう一度リーグを楽しむことができる。

 

 3月27日(土)~28日(日)のファイナルラウンドまで、4週にわたり開催されるV Cupでは、まず、全12チームを2グループに分け、1回戦総当たりによる予選ラウンドが行われる。ファイナルラウンドでは、各グループの上位2チームによるセミファイナルが実施され、その勝者がファイナルに進出。敗者が3位決定戦を行うことで最終順位が決定される。

 

 日本代表選手たちの存在に刺激を受けながら、日々、技を磨いてきた選手たちがその成果を発揮する舞台、V Cup。代表活動で主力選手たちがチームを離れる中、V.LEAGUEでも活躍を見せた選手はもちろん出場機会が限られていた中堅選手や若手選手など、スターの原石たちがコートで躍動する姿に注目だ。

 

■ファイナルラウンド進出を懸けた順位争いに決着。Aグループでは久光とJTが全勝対決を迎える

 今週で3週目を迎えるV Cup。予選ラウンドも最終週に突入し、いよいよファイナルラウンドへと駒を進める上位2チームが決定する。まずは、Aグループの戦況から見ていきたい。現在、Aグループで首位を走るのは、久光スプリングス(3勝0敗9pt)。続く2位にはJTマーヴェラス(3勝0敗8pt)、3位にデンソーエアリービーズ(2勝1敗6pt)、4位には岡山シーガルズ(2勝2敗5pt)、5位にはトヨタ車体クインシーズ(0勝4敗2pt)、6位にヴィクトリーナ姫路(0勝3敗0pt)という順位で今週を迎えることとなる。

 

 今週、特に注目したいのが、ここまで全勝で戦い抜いてきた久光スプリングスとJTマーヴェラスの直接対決。ともに、学生時代から第一戦で活躍してきた有力な選手たちを擁し、主力メンバーが代表活動で抜けた中でも高い組織力を発揮しているチーム同士の一戦だ。

 

 首位を死守したい久光は、井上愛里沙や今村優香ら実力派のアウトサイドヒッターを攻撃の軸に据えて奮闘。世界レベルのブロード攻撃やブロックも武器に精神的支柱となっているフォルケ・アキンラデウォ、セッター対角に入り守備でも貢献する中川美柚など、主力選手はもちろん、サブメンバーも含めてベテランと若手が融合しながらチーム力を発揮している。大一番での勝負力があるJTに押されることなく、守備から攻撃への流れを安定して作っていけるか。

 

 対するJTは、先々週のトヨタ車体クインシーズ戦でフルセットの苦しい試合展開となったものの、そのハードな試合を勝ち切れたことはチームの自信につながっているだろう。攻守で魅せる田中瑞稀や、決定力が光るタットダオ・ヌクジャンら主力の安定感に加えて、サーブでも役目を果たし、ライトでもレフトでも対応できる器用な西川有喜の活躍にも期待がかかる。また、内定選手で、西川の高校(金蘭会高)の後輩である西崎愛菜もデビューを飾り、チームに新風を吹かせている。多くの選手がコートで役割をこなし、総力戦で臨むJTの戦いぶりをお見逃しなく。

    

 白熱必至の攻防戦が予想される中、冷静さを保って得点を重ねていくのは久光か、JTか。攻守での仕掛け合いは必見だ。

   

高い組織力で戦う久光。「V Cup」優勝なるか【写真:月刊バレーボール】

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