ジェイテクトが首位サントリーに牙を向く RR最終戦【V1男子見どころ】
- SV男子
- 2021.03.25
■2位を目指すウルフドッグス名古屋は8位のFC東京と対峙
小牧大会では、2位通過を目指すウルフドッグス名古屋と8位を走るFC東京が対峙。順位で見ればWD名古屋に分がある対戦だが、FC東京が底力を見せるか。
愛知でリーグ最終戦に挑むFC東京は、前回はフルセットに持ち込むも敗れたWD名古屋に、“3度目の正直”といきたいところ。先週は、堺に両日ストレート負けを喫したが、迫田郭志や長友優磨らが存在感を発揮。最終戦でもその決定力で突破口を切り拓けるか。
ホームのWD名古屋は、先週のパナソニック戦でもその強さを誇示。出場機会を得たルーキーの山崎彰都も、高さを生かした攻撃などで見せ場を作った。今週の選手起用も見どころだが、「ファイナル3」を翌週に控える中、やはり主力メンバーで臨むことが予想されるか。シーズンの締めくくりへ向けて、パワーを増すバルトシュ・クレクのパフォーマンスや、より精密さが磨かれていく攻撃のコンビネーションは必見だ。
また、28日(日)の試合後には、古賀幸一郎選手の引退セレモニーが実施される。リベロとして、そして一人の人格者として、チーム内外のVリーガーに影響を与えた古賀選手。WD名古屋のユニフォームをまとう最後の姿を、ぜひ会場や配信で、その目に焼きつけていただきたい。
■勢いづくJT広島にVC長野が最終戦で意地見せるか
松本大会では、VC長野トライデンツのホームゲームが開催され、9位のVC長野と7位のJTサンダーズ広島が相まみえる。
VC長野は、今季最後のホームゲームで白星をあげ、「V・チャレンジマッチ」進出を確実に回避したいところ。JT広島との対戦では、セットこそ奪うものの未だ勝利はない。得点源のヌルムルキ・リヴァンらを軸に的を絞らせない攻撃を組み立て、相手にブレイクを許さず1点1点を確実にものにしていけるか。
対するJT広島は、終盤戦から先発起用が続くセッター金子聖輝とスパイカー陣の息が合ってきたことも影響しているのか、リーグが佳境を迎える中での健闘が目立つ。
内定選手も存在感を示すアウトサイドヒッターの起用では、先週は山本将平と陳建禎が先発でコートへ。ベテラン勢がチームをけん引した。リーグラストマッチでの選手起用も見どころの1つだ。リーグの順位こそ揮わなかったが、4月30日(金)からの開催が予定されている黒鷲旗へとつなげるためにも、最後まで集中力を保ち、連勝で締めくくりたいところ。