東京オリンピックの開催延期決定を受けて、イタリア・セリエA「キオエネ・パトバ」に所属するプロバレーボール選手の石川祐希が、マネジメント会社を通してコメントを発表した。
男子日本代表メンバーにも名を連ねる石川選手。オリンピック延期のニュースを聞いた際には驚きや戸惑いもあったというが、石川選手が生活しているイタリアでも新型コロナウイルスの感染状況が深刻化しており、所属するリーグ(4月3日までのリーグ中断、練習活動の自粛)を含めてほとんどのスポーツイベントが開催できていない中で「今は、世界中の人が健康で安全に生活できるようになることが第一だと思います」と、この事態を受け止めて前を向いた。
オリンピックについては「僕個人にとっての、オリンピックの位置づけや目標は変わりません」と話し、「”これまで自分に関わってくれた方々へ、結果で恩返しをする”という目標に向かって、そして、延期になったオリンピックをより良いものにすること、より高いパフォーマンスでプレーをし、たくさんの方にスポーツの力を感じていただけるように、日本代表選手としてオリンピックの舞台に立つため、やるべき準備を続けていく」と、改めて大舞台へ向けての覚悟を語った。なお、石川選手の日本への帰国については、シーズン終了後を予定しているという。
また、新型コロナウイルスの感染が世界的な広がりを見せる中、「毎日を健康で、明るく、元気に過ごして欲しい」という石川選手の思いと、「こんな時だからこそ”感謝の気持ち”を忘れないで欲しい」という子どもたちへの願いを込めた企画を、石川選手のインスタグラム・公式アカウントで実施中。
石川選手が高校時代に部活動の顧問の先生から教わり、今の彼を動かす指針ともなっている「感謝の気持ちを忘れずに。」という言葉。そんな、子どもたちの「感謝の気持ち」を、バレーボールでボールをつなぐようにつなぎ、少しでも明 日への活力に変えていきたいという発想のもと、この企画がスタートした。
全国の小中高生にむけて「今、あなたが伝えたい”感謝の気持ち”」を募集し、それらを公式アカウントにて掲載しているこの企画。参加条件をご確認の上、皆さんの感謝の気持ちを石川選手に届けてみてはいかがだろうか。
【今、「感謝の気持ち」を伝えよう! 】
■参加条件
対象:日本にお住まいの小学1年生~高校3年生まで (2019年度)
募集期間: 2020年3月21日(土)~4月12日(日)まで