新型コロナウイルス感染症拡大を鑑みての試合中止などさまざまな状況がある中、決意をもって自身の現役生活に終止符を打つこと、あるいはチームを離れる意思を表明したVリーガーたち。これまで、3月10日時点(男子編/女子編)、3月31日時点(男女編)、4月3日時点(男女編)でのV.LEAGUE男女退団選手情報をお伝えしたが、今回は4月16日時点での退団・移籍希望情報をまとめて掲載する。これまで、全国のバレーボーラーたちに夢と希望を与え、また、観客を魅了してきた選手たちのその活躍に「ありがとう!」。
※各選手のコメントはチーム公式ホームページより抜粋
【V1男子】 ※チーム名をクリックすると各チームの公式HPへ移動します
【引退】
■辰巳正敏(たつみ・まさとし)
「2019-20 V.LEAGUEをもちまして、現役引退させて頂くことになりました。まず初めに皆様へ直接お礼ができず大変申し訳ございません。ジェイテクトSTINGSに入団してから9年間、会社関係者の皆様、ファンの皆様からの多大なるご声援のおかげでこれまで頑張ることができました。
この9年間は楽しいことばかりではなく、辛く苦しいことも沢山ありましたが、今までずっと目標としていた“V.LEAGUE優勝”を達成することができ、最後にみんなと笑って終われたので、自分は幸せ者だと感じております。
本当に今まで温かいご声援頂きありがとうございました。今後、さらに強くなったジェイテクトSTINGSを見せてくれると信じております。これからもジェイテクトSTINGSを応援よろしくお願いします」
ミドルブロッカー/身長189センチ/1989年1月9日生まれ/春日部共栄高→中央大/埼玉県上尾市出身
【V1女子】
【退団】
■ジェニファー,ドリス
「ブルーキャッツと共に7年間、素晴らしい時間を過ごしましたが、遂にお別れをする時が来ました。こんなにも長い間PFUの一員としてプレー出来たことは本当に幸運なことで、感謝の気持ちを言い尽くせません。
日本で過ごした時間は私の人生の中で最も素晴らしい時間で、一生の思い出と生涯の友が出来ました。沢山笑って沢山泣きましたが、人としてそして選手として成長することが出来ました。
チームメイト、コーチ、トレーナー、通訳、そして他のスタッフのみんなは、初めて私がここに来た日から私を受け入れ、歓迎してくれました。私からは十分なお返しが出来ないほど、沢山の愛情と思いやりを感じました。 チームのみんなは私がチームの一員だといつも感じさせてくれました。
ファンのみなさんも本当に素晴らしかったです。山あり谷ありのシーズンばかりでしたが、近くで試合がある時も遠い時も会場で私たちを応援してくれました。みなさんの応援には本当に感謝しています。
毎週、ブルーキャッツのユニフォームを着て試合が出来ることに誇りと喜びを感じていました。このチームと会社を代表して毎試合、自分のベストを尽くして戦ってきたことを皆さんが感じて下さっていれば嬉しく思います。
日本はこれからも私にとっては大切な場所です。8年間、この素晴らしい国で過ごさせてもらい、ありがとうございました。ここで過ごした時間を決して忘れません」
ミドルブロッカー/身長196センチ/1988年11月3日生まれ/イトゥサチ・バクー→日立リヴァーレ/アメリカ・テキサス州出身
■吉安 遥(よしやす・はるか)
「4年間、応援して頂きありがとうございました。PFUブルーキャッツでプレーしてきてスパイカーからリベロにポジションチェンジをしましたが、スパイカーなりの難しさ、リベロの難しさや楽しさを感じながら日々の練習や試合を楽しめた4年間でした。普通の生活では感じることが出来ない貴重な経験が出来たと思っています。人生において短い期間ではありますが、内容の濃い4年間でした。
バレー人生で培ったことを次の新しいステージでも活かせられるよう、私らしく頑張りたいと思います。そしてこれからのPFUブルーキャッツも選手たちがキャパオーバーになるくらい応援して頂ければ嬉しく思います。4年間、本当にありがとうございました!」
リベロ/身長170センチ/1991年11月1日生まれ/誠英高→大野石油広島オイラーズ/山口県周南市出身
■宇田沙織(うだ・さおり)
「黒鷲旗が中止となり、大変心苦しい思いはありますが、今シーズンを以て引退することを決断いたしました。7歳からバレーボールを始めて丸20年が経ちましたが、今振り返ってみても私のバレーボール人生は最高に楽しく、充実した時間でした。どんな時でも励まし、応援して下さったPFU社員の皆様、小学校、中学校、高校、大学と厳しくも素晴らしい環境を与えてくださった指導者の方々、 バレーボールを通じて出会ったたくさんの仲間や友人、いつも見守ってくれた家族、そしてブルーキャッツ事務局、チームスタッフ、チームメイトの皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
また、応援してくださったファンの皆様には突然の発表でお礼の一言も伝えることが出来ず、大変申し訳ありません。チームが勝てず、もがき苦しむ中でもたくさんの言葉をかけてくださり、何度救われたか分かりません。本当にありがとうございました。
今後は社業に専念しながら指導者としてバレーボールに携われる道を模索して参ります。今後ともPFUブルーキャッツへのご声援、よろしくお願いいたします」
アウトサイドヒッター/身長172センチ/1993年1月16日生まれ/東九州龍谷高→鹿屋体大/大分県佐伯市出身
■清水眞衣(しみず・まい)
「この度、2019-20シーズンを終え、現役を引退することに決めました。
ブルーキャッツには5シーズンお世話になりました。とても恵まれた環境でたくさんの人に支えられてバレーボールができて、とても幸せな時間でした。
バレーボールを通してたくさんの人達に出会うことが何よりも私の中で大切な宝物です。これまで支えてもらった家族、チームメイト、スタッフ、会社の方やファンのみなさん、全ての方に感謝します。ありがとうございました。バレーボールは楽しい!好きだ!と思いながら選手としてプレー出来たことがとても最高で幸せでした。
次のステージでも自分らしくどんな時でも笑える日々を過ごしていきたいと思います。これからもPFUブルーキャッツをよろしくお願いします。私も応援し続けていきたいと思います」
ミドルブロッカー/身長180センチ/1992年10月20日生まれ/京都橘高→東海大/京都府京都市出身
■和田実莉(わだ・みのり)
「いつもPFUを応援していただき、ありがとうございます。今シーズンをもって退団することに決めました。素晴らしい環境の中でバレーボールが出来たこと、心から感謝しております。
全国各地、駆け付けてくださったファンの皆様、応援団や社員の方々の応援はいつも心強く、勝った時には会場が一体となる雰囲気が大好きでした。
また、試合会場は家族や友人が自然と集まる場となり、本当に多くの方々の支えがあってバレーボールが出来ていたことを痛感しています。そして、負ける悔しさや勝つ喜びを一番近くで分かち合ったチームメイトやスタッフと一緒にバレーボールが出来て幸せでした。
小学校から現在に至るまで、私のバレーボール人生に携わった全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました」
リベロ/身長151センチ/1996年2月21日生まれ/金蘭会高→筑波大/大阪府柏原市出身
■筒井さやか(つつい・さやか)
「21年間やってきたバレーを引退することを決断いたしました。社員やファンの皆様からたくさんの温かいご声援を頂き本当に感謝しています。また、短い間でしたがスタッフやチームメートの温かさや、やさしさに何度も救われ楽しく試合が出来てとても濃いシーズンとなりました。
最後にプレーをする姿や感謝の気持ちをお伝え出来ず、このような形になってしまったことをお許しください。長い間、沢山の人に支えられてここまでバレーボールが出来たことに感謝しています。バレーボールを通して経験したことやご縁を大切に、これからの人生を歩んでいきます。
これからはまた違う形で皆様にお会い出来ることを楽しみに頑張ります!感謝の言葉だけでは物足りませんが、長い間たくさんのご声援、本当にありがとうございました!」
リベロ/身長158センチ/1992年9月29日生まれ/東九州龍谷高→久光製薬スプリングス/福岡県鞍手郡出身
■小亦美紀(こまた・みき)
「日頃より沢山のご声援をありがとうございます。今シーズンを持ちまして、引退させていただくことになりました。7シーズン、長いようで短い時間でしたが、日常では味わうことが出来ないような素敵な経験をさせて頂きました。嬉しいことも、悔しいことも、数えきれないほど沢山ありました。微力でしたが、大好きなバレーボールに関わる仕事が出来て本当に幸せでした。
今後は社業に専念して新しい人生を歩んで行きます。関係者の皆様、ファンの皆様、沢山のご声援本当にありがとうございました。引き続き、ブルーキャッツの応援を宜しくお願い致します」
アナリスト/1991年12月29日生まれ/日本体大女短大/長野県須坂市出身
【V2男子】
【退団】
■内海聡太(うちうみ・そうた)
「この度、つくばユナイテッドSunGAIAを退団することになりました。内定を含め約2シーズンと短い間でしたが、とても濃い時間を過ごすことができました。学生時代、バレーボールを途中でリタイアした僕を迎え入れてくれたSunGAIA、ファンの皆さま、ほんとうにありがとうございました。とても感謝しています。これからもつくばユナイテッドSunGAIAの応援をよろしくお願いします」
アウトサイドヒッター/身長191センチ/1996年8月8日生まれ/足利工大附(現・足利大附)高→国際武道大/栃木県栃木市出身
■奥村 航(おくむら・わたる)
「2019-20シーズンでつくばユナイテッドSunGAIAを退団することになりました。入団してから約3年間、なかなかいい結果を出すことができなかったことがすこし心残りではありますが、それでもファンの皆さま、チームの仲間やスタッフに支えられ、とても充実した時間を過ごすことができました。自分のバレーボール人生に悔いはありません。
これからはつくばユナイテッドSunGAIAを応援していきたいと思っています。未熟者ではありましたが、たくさんの応援、ほんとうにありがとうございました。ここで一つ区切りをつけ、新しいスタートを切るとともに退団のあいさつとさせていただきます。ほんとうにありがとうございました」
ミドルブロッカー/身長191センチ/1990年9月20日生まれ/足利工大附(現・足利大附)高→日本大→東京ヴェルディ→つくばユナイテッドSunGAIA→FC東京/栃木県佐野市出身
■髙橋呼暖(たかはし・こなん)
「2019-20シーズンをもって、つくばユナイテッドSunGAIAを退団することになりました。初めての社会人、初めてのVリーグ、いろいろな経験ができた1年間でした。今後は、Vリーグを離れ、違う場所で仕事をしながら勉強をして、新たな夢を追いかけます。なかなか試合に出場することができませんでしたが、遠い会場まで来てくださった方々、いつも応援してくださった方々、短い間でしたがほんとうにありがとうございました。これからもSunGAIAの応援をよろしくお願いします」
ミドルブロッカー/身長185センチ/1997年2月5日生まれ/東北高→福島大/福島県福島市出身
【V2女子】
【退団】
■鈴木 遥(すずき・はるか)
「この度、エンゼルクロスを退団することになりました。3年間という短い間でしたが、選手の皆さん、スタッフ・関係者の方々、そしてファンの皆さん、ありがとうございました。
この3年間は正直良いことばかりではなく、悩み苦しんだ事もたくさんありました。でも、ここで経験させて頂いた事は自信・糧としてこれから胸に刻み新しいステージでも頑張っていきます。
エンゼルクロスの一員としてプレーできたことは私の誇りです。伝えることが苦手なので、バレーボールを通して関わってくださった皆さん、沢山の出会いに”ありがとう”と伝えたいです。今まで本当にありがとうございました!!
これからもエンゼルクロスの応援よろしくお願いします」
リベロ/身長159.5センチ/1995年3月14日生まれ/八王子実践高→大東文化大/東京都あきるの市出身
■山本直美(やまもと・なおみ)
「このたびエンゼルクロスを退団することになりました。3年間でしたが、このチームでバレーをしていく中で、いつも応援してくださり温かい言葉をかけてくださる方々、陰でチーム運営をしてくださる方々、たくさんの方の支えがあり、やり切れたこと、感謝しています。ありがとうございました。
リーグ戦では思うような結果にはまだなっていませんが、きっとこれからも飛躍し続けていってくれると思うので、引き続きエンクロの応援、どうぞよろしくお願いします!
選手として2年間、スタッフとして1年間、このチームに携わることができたこと誇りに思います。第二のステージでも頑張っていきます。本当にありがとうございました」
アウトサイドヒッター/身長176センチ/1994年7月4日生まれ/岐阜総合学園高→大阪国際大/岐阜県大垣市出身
【V3男子】
【退団】
■村元和人(むらもと・かずと)
「奈良ドリーマーズでは4シーズンを過ごしてきました。福岡から奈良へ右も左もわからない中でチームのみなさんは優しく支えてくれました。リーグ戦を戦っていく中で、学生スポーツでは経験できないような事を学ぶ事ができました。バレーボールだけではなく、運営の難しさや支えてくれるたくさんの方々、スタッフやファンの方々の力があってからこそバレーボールが出来ていると学びました。奈良ドリーマーズで学んだことは今後自分の人生の大きな糧となります。
ファンの方々、スタッフの方々、奈良ドリーマーズを支えてくださって頂いている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも奈良ドリーマーズはファンに愛され、応援したくなるチームに成長していくことを願っております。約4年間ありがとうございました」
リベロ/身長168センチ/1995年2月10日生まれ/九州国際大付高→九州国際大/福岡県北九州市出身
■有津翔太(ありつ・しょうた)
「いつも奈良ドリーマーズの応援ありがとうございます。突然の報告で大変恐縮ですが、この度、就職の都合で奈良ドリーマーズを退団することになりました。
中学からバレーを始めて13年間、私の中で常にバレーは学業に次ぐ2番手でした。そのため、当初、Vリーグはただの憧れでしかなく、私には到底手の届かない舞台でした。そんなVリーグに入るきっかけは3年前の大学の部活を引退する際、前任の鹿谷監督から奈良ドリーマーズへのお誘いを受けたことです。実は当時嬉しさの反面、学業との両立や金銭面などの問題から躊躇したのを覚えています。今考えると、躊躇していた時間もあほらしいですが、思い切って入団を決意して本当に良かったです。
奈良のメンバーは、バレーは抜群に上手いですが、これまでのチームには全くいなかったタイプの人ばかりで、個性が強く、先輩に馴れ馴れしく、ずっと騒がしいしで最初は正直苦手でした(笑)
でも今となっては、それが間違いなくこのチームの良さであり強みで、ファンの方々から愛される所以だと心から思います。下手くそなプレーで何度もチームの足を引っ張ってきた私ですが、いつもこのチームの雰囲気に助けられてきました。そんな素晴らしいメンバーと切磋琢磨しながらバレーをするのは本当に楽しくて、幸せでした。
私自身、これからバレーとどのように関わっていくかは未定ですが、Vリーグ という夢の舞台で素晴らしいチームメイトとプレーできたこと、そして何よりこのチームで優勝できたこと、間違いなく今後の人生の糧、自信になると思います。最後になりますが、どの地方の試合でも関係なく駆けつけてくれ、声援をくれるファンの方々、そしていつどんな時も背中を押してくれ、何度も何度も福岡から応援に来てくれた家族には本当に感謝しています。
2年間という短い期間ではありましたが、たくさんの声援、素晴らしい経験をありがとうございました。これからも奈良ドリーマーズの応援をどうぞよろしくお願いします」
アウトサイドヒッター/身長188センチ/1994年9月25日生まれ/修猷館高→大阪大学大学院/福岡県福岡市出身
■小寺秀哉(こでら・ひでや)
「いつも奈良ドリーマーズの応援ありがとうございます。突然の報告ですが、この度、奈良ドリーマーズを退団することになりました。
奈良ドリーマーズに携わって頂いた皆様には大変感謝しております。私の奈良ドリーマーズとこ出会いは大学時代の練習試合でした。その頃も入団するまでもあまりチームのこともわかっておりませんでした。入団してこのチームを知っていくにつれどんどんチームの良さを知っていくことができました。チームメイトのみんなにはすごく恵まれていると感じております。バレーボールが好きなメンバーが集まり、熱く意見を言い合うこのチームが好きでした。
長年バレーボールをさせてくれた両親には感謝してとしきれません。今後は何かお返しをしていきたいと思います。
ファンの皆様、沢山の応援ありがとうございました。奈良ドリーマーズとは今後なんらかの形で携わっていきたいと思いますのでどこかでお会いすることがあるかもしれません。これからも奈良ドリーマーズの応援をどうぞよろしくお願いします」
リベロ/身長170センチ/1993年5月25日生まれ/東山高→びわこ成蹊スポーツ大/京都府南丹市出身