6月11日(火)から6月14日(木)まで、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開催されている『FIVBバレーボールネーションズリーグ2019』女子予選ラウンド第4週。世界ランキング6位の日本は12日、世界ランキング1位のセルビアと対戦した。セルビアは今大会、戦力の底上げを狙いに若手中心でチームを編成しており、予選ラウンド通算成績は日本と並ぶ5勝5敗(11日終了時点)。
日本のスターティングメンバーは、佐藤美弥、古賀紗理那、岩坂名奈、新鍋理沙、石井優希、芥川愛加。リベロは小幡真子。第3セットからは石井に代わり鍋谷友理枝が、第4セットは古賀に代わり黒後愛がスタートからコートに立った。
第1セットは、序盤からセルビアの高さのある攻撃やブロックに苦しむ展開に。なかなかリズムを掴めない日本は徐々にセルビアとの点差が目立ち始めた。中盤以降、石井に代わり起用された鍋谷も健闘を見せ、芥川のサービスエースなどで追いすがった日本だが、セルビアに傾いた流れを取り戻すことはできず。第1セットを先取された。
第2セットは、新鍋のフェイントやサービスエースで流れを引き寄せた日本が、古賀の巧みな攻撃やブロックも冴え6連続得点。9-4とリードを奪った。中盤、相手にミスも出始めると、途中出場の鍋谷がコースを攻めた鋭い攻撃で点を重ねるなどしっかりリードを保った日本。その後も堅実なブロックやレシーブを見せ、25-14と大差でセットを取り返した。
第3セット、鍋谷のサービスエースや古賀の巧みな攻撃で好スタートを切った日本。小幡の高い守備力も光ると、鍋谷のバックアタックや新鍋のサービスエース、芥川のブロックや移動攻撃などで11-6とリードした。中盤以降、セルビアが奮起し徐々に点差をつめられるも、佐藤が多彩な攻撃を組み立て点を重ねた日本。最後は相手の高いブロックに苦戦しながらも、最後はセルビアのミスで25-23。接戦をものにした日本が勝利に王手をかけた。
黒後や新鍋が軽快に得点を重ね、日本ペースで始まった第4セット。新鍋が再びサービスエースを決めると、黒後の得点力も光り日本は7連続得点。11-3と大きくリードした。中盤、セルビアの力強いスパイクにおされたものの、22-11と差をつけた日本は2枚替でセッター宮下遥と長内美和子を投入するなど、多くの選手がコートに立ち冷静な試合運びを見せた。最後は、この試合チームトップの16得点をあげた鍋谷のスパイクで25-14。第1セットこそ失ったものの、日本は見事な逆転勝利を飾った。
なお、明日は世界ランキング14位のタイと戦う。日本はホーム戦で連勝し、第5週ヘ向けてボルテージを上げたいところ。いよいよ東京ラウンド最終戦、ぜひ会場でのご声援を!
(写真:FIVB)
■試合結果
日本 3(19-25,25-14,25-23,25-14)1 セルビア
■明日の対戦
6月13日(木)15:40 ブラジル×セルビア
19:10 日本×タイ
■TV情報
★BS-TBSにてLIVE放送!
6月13日(木) 日本×タイ
【LIVE】 日本時間18:30~ BS-TBS