女子U20世界選手権/ハプニングにめげずブラジル下す
- アンダーエイジ
- 2019.07.14
7月12日(金)から21日(日)までレオン、アグアスカリエンテス(メキシコ)で開催されている『第20回女子U20(ジュニア)世界選手権大会』。13日(土)、女子U20日本代表は予選リーグ戦D組でブラジルと対戦。第1セット終盤には、雷を伴う大雨で天井の一部が崩れ落ち雨漏り。約3時間の試合中断というハプニングがあった中、日本はセットカウント0-3で勝利をあげ開幕2連勝を果たした。
日本のスターティングメンバーは、中川つかさ、西川有喜、山田二千華、曽我啓菜、石川真佑、平山詩嫣。リベロは水杉玲奈。初日と同じスターティングメンバーで臨んだ。
第1セット、立ち上がりは身長190センチを超えるブラジルの両エースの攻撃で0-3とリードを奪われた日本。そこから曽我の巧みなスパイクや西川のバックアタックで4-3と逆転したものの、再び勢いづいたブラジルのブロックなどで7-14と大きく差を広げられた。ここで西川に代わり宮部愛芽世を起用。曽我の強打などでサイドアウトを重ねると17-21と追い上げを見せたが、ここで大雨により試合が中断された。そして、3時間後に試合が再開。コートに戻った西川や山田のブロック、中川(つ)のサーブも冴えると、曽我や西川らが得点を重ね23-23。ついにブラジルを捉えた日本。最後はエース石川のスパイクで25点目を奪い、接戦を制し第1セットを先取した。
第2セット、一進一退の攻防が続く中、曽我のサービスエースを皮切りに石川のスパイクで連続得点とした日本。8-6とリードを奪った。終盤も西川や石川の軟打を織り交ぜた攻撃で20-17とするも、そこから相手のサウスポーエースが奮起。20-21と逆転を許した。それでも、相手にミスが出たところから石川や平山の得点で追いすがる。最後は、リリーフサーバーで起用した西村弥菜美のサービスエースが決まり、日本がセットを連取した。
第3セット、序盤はサイドアウトを奪い合う展開となるも、そこで平山のサーブが走った日本。中川(つ)がトスワークで魅せると山田の速攻が決まり、8-6と一歩リードを奪った。すると流れに乗った日本は中盤、曽我や石川が得点を重ね19-13とリードを広げた。終盤も、平山のライト攻撃や石川の要所でのブロックが冴えペースをつかんだ日本。相手ミスで25-19とし、見事、ストレートでブラジルを下した。
なお、日本の次戦は現地時間の14日(日)17:30~、予選リーグD組にてドミニカ共和国と対戦する。
(写真:FIVB)
【試合結果】
日本 3(26-24,25-22,25-19)0 ブラジル
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