8月4日(日)、青山学院記念館(東京都渋谷区)にて「2019男子バレーボール国際親善試合 日本対カナダ」の2日目が行われた。初日は、日本がカナダをストレートで下し勝利を飾ったが、大会2日目はカナダに軍配が上がった。なお、戦評は以下の通り。
また、男子日本代表は8月24日(土)~25日(日)にも薩摩川内市(鹿児島県)にて、中国との親善試合を実施する。「ワールドカップ2019」開催前に、国内で日本代表の試合が見られる貴重な機会! 詳細をJVA公式サイトにてご確認の上、ぜひ会場へ。
【2019男子バレーボール国際親善試合/日本対カナダ】
日本のスターティングメンバーは、石川祐希、小野寺太志、西田有志、髙野直哉、山内晶大、関田誠大、リベロは山本智大。
第1セット、序盤は1-3とカナダに先行されるも山内の速攻などで5-5。その後は一進一退の攻防が続いた。中盤、16-14から石川のバックアタックや小野寺のサービスエースで21-18とリードを広げた日本。終盤はカナダの多彩な攻撃やサーブにおされ23-22と差をつめられたものの、最後は石川のスパイクで逃げ切り25-23。セットを先取した。
第2セット、柳田将洋と髙橋健太郎がスタートからコートへ。柳田の強打や髙橋のクイックが決まるが、序盤は6-8とカナダがペースを握った。日本は、一旦カナダに追いついたものの、その後はカナダのブロックにつかまり3~4点差を追う展開に。リベロ山本の堅実なカバーや途中出場を果たした清水邦広の活躍の光ったが、最後はカナダのサービスエースで勝負あり。セットを奪取された。
第3セット、柳田、髙橋、清水を先発起用した日本。サーブで攻めるもカナダのサーブレシーブを崩せず、逆に相手サーブに苦しむ展開に。日本は、4-10とカナダに大きくリードを奪われた。中盤、コートに入った福澤達哉の活躍や清水のサービスエースで追い上げ13-16、そこから競り合いとなったが、ほしい1点に手が届かず。23-25で第3セットもカナダに奪われた。
第4セット、メンバーを変えて挑んだカナダに対し、日本は山内のブロックなどでリード。相手ミスや清水のサービスエースで14-9とリードを広げた。その後も石川や柳田が点数を重ね、安定した戦いを見せた日本。第4セットを奪取し、勝負をフルセットへ持ち込んだ。
第5セット、立ち上がりから相手セッターのツーアタックやブロックに翻弄された日本。1-4とカナダにリードを許したが、3枚ブロックや柳田のスパイクで5-5。その後はサイドアウトの応酬が続いた。しかし、中盤、ブロックアウトで11-12、さらにレフトからの攻撃をシャットアウトされ11-13とカナダが流れを掴みはじめた。日本も点を重ね応戦したものの、最後はカナダのサービスエースでゲームセット。終盤勢いづいたカナダが第5セットを制し、日本はフルセットの末に敗戦を喫した。
【試合結果】
日本 2(25-23,19-25,23-25,25-17,12-15)3 カナダ
■出場選手
3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター
5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター
6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー
7 伏見大和(ジェイテクトSTINGS)/207センチ/ミドルブロッカー
⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ<ドイツ>)/186センチ/アウトサイドヒッター
10 古賀太一郎(ウルフドッグス名古屋)/170センチ/リベロ
11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット
12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター
13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター
14 石川祐希(キオエネ・パトバ<イタリア>)/191センチ/アウトサイドヒッター
15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー
16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー
20 小野寺太志(JTサンダーズ)/201センチ/ミドルブロッカー
21 清水邦広(パナソニックパンサーズ)/193センチ/オポジット
22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ
※表記は、氏名/(所属)/身長/ポジション