8月3日(土)~11日(日)までネーピードー(ミャンマー)で開催されている『第3回アジアU23男子選手権大会』。10日(土)、日本はそのセミファイナルラウンド(1-4位)でチャイニーズタイペイと対戦。2セットダウンの展開から健闘を見せたものの、セットカウント2-3で今大会初の敗戦を喫した。なお、戦評は以下の通り。
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日本のスターティングメンバーは、大塚達宣、佐藤駿一郎、宮浦健人、新井雄大、村山豪、牧山祐介、リベロは堀江友裕。
第1セット、大塚のスパイクや佐藤のブロックも決まり、サイドアウトの奪い合いとなった序盤。10-10から宮浦のサーブで相手を崩し新井がダイレクトを決めるなど流れに乗りかけた日本だったが、その後相手のサーブで崩され13-16。中盤は日本が劣勢となると、最後までラリーを制せず日本は第1セットを失った。
第2セット、大塚に代わり富田将馬がコートへ。日本は、相手サーブに崩されると攻撃のリズムをうまく作り切れず1-7と相手に大きくリードを奪われた。セッターに金子聖輝を起用した日本は、新井の得点で9-17。その後、村山のサーブを起点に宮浦、大塚らが奮起し17-23まで追いすがったものの勝利に手は届かず。セットを連取され後がない状況となった。
第3セット、宮浦のサービスエースや相手のミスで3-1。リードした日本は、新井のレシーブから大塚が決め、佐藤もクイックで見せ場を作り得点を重ねた。中盤も、セッター牧山がテンポよくスパイカー陣を操り、佐藤のブロックやフェイントも決まり21-11。大きくリードを奪った日本は、宮浦のサービスエースでセットポイントをにぎると、最後は相手ミスでセットを取り返した。
第4セット、序盤はお互い譲らぬラリーが続き7-7。日本は、村山のクイックや相手のミスで13-10と徐々にリードを広げた。中盤、大塚がブロックアウトを決め18-12。勢いづいた日本は21-12と大きくリードした。終盤、佐藤のブロックや新井のスパイクでセットポイントをつかむと、村山のブロックでセットを連取した日本。勝負をフルセットに持ち込んだ。
第5セット、宮浦のスパイク、連続サービスエースで4-2と日本が先行。さらにサービスエースを決めたが、そこから相手サーブに苦しんだ日本は7-7と同点に追いつかれる。それでも、佐藤のクイック、大塚のサーブで乱したところから新井のダイレクトスパイクで11-9と再び日本がリードを奪った。13-12から新井がブロックを決めて日本がマッチポイントを先取したものの、そこからジュースの接戦へ。日本は粘りを見せたものの、最後は相手サーブが決まり敗戦。フルセットの接戦をあと一歩で制せず悔しい敗戦となった。
なお、この結果日本は3位決定戦へ進出。次戦は、現地時間の8月11日(日)16:00から、メダルを懸けてパキスタンと戦う。(日程の詳細はこちら)
<試合結果>
日本 2(20-25,17-25,5-16,25-15,17-19)3 チャイニーズタイペイ