8月24日(土)、サンアリーナせんだい(鹿児島県薩摩川内市)にて行われた「2019男子バレーボール国際親善試合 日本対中国」。その初日、日本はフルセットで中国に敗れ悔しい結果となった。戦評は以下の通り。
また、25日(日)には親善試合2日目が行われる。「ワールドカップ2019」開催前に、国内で日本代表の試合が見られる貴重な機会! 詳細をJVA公式サイトにてご確認の上、ぜひ会場へ。
【2019男子バレーボール国際親善試合 日本対中国】
日本のスターティングメンバーは、山内晶大、関田誠大、石川祐希、小野寺太志、西田有志、福澤達哉、リベロは山本智大。
第1セット、序盤は中国が先行したが、日本も福澤の得点や西田のライト攻撃などで追いつき中盤まで競り合いが続いた。しかし、11-13から相手ミスを機に小野寺のサービスエースを含めて5連続得点とすると、日本が勢いづいた。終盤も山内のサービスエースや相手ミスでリードを保ち、25-20でセットを先取した。
第2セット、日本のメンバーは変わらず。立ち上がりは相手のブロックなどで0-2とされ、その後は点差を保ったまま試合が進む。しかし中盤、相手のサーブに崩され連続失点し、9-16と試合は中国ペースに。終盤も、17-23から石川のサービスエースなどで22-24と追い上げたが、最後は相手のスパイクが決まり日本はセットを奪われた。
第3セット、サイドアウトの応酬が続くも、11-11からリズムを掴んだのは中国。3本のサービスエースを含む5連続得点で抜け出した。日本も、西田の強打などで5連続得点をあげるも中国も負けじとサーブで攻めて3連続得点。16-19とされたが、今度は石川のサーブが走り中国のレシーブを次々に崩して日本が8連続得点を奪うと、24-19と日本がリード。流れをものにしセットを奪い返した。
第4セット、第3セット途中から山本に代わった古賀太一郎が継続して出場。3-8で清水邦広と藤井直伸が入る2枚替えを行うが、点差は埋まらず7-16と追う展開が続いた。その後、髙橋健太郎、髙野直哉、新井雄大(練習生)の3選手が起用され徐々にムードを上げたものの、最後まで流れを掴みきれなかった日本はセットを奪われ、勝負は第5セットへ持ち越された。
第5セット、連続ブロックを喫し0-3と苦しい立ち上がりに。その後も、日本はなかなか連続得点が奪えず、強気で攻める中国のサーブにおされて4-12と大きくリードを許した。髙野のバックアタックや小野寺のブロックで一矢報いるも、最後は相手にクイックを決められ8-15。フルセットの勝負をものにできず、悔しい敗戦となった。
【試合結果】
日本 2(25-20,22-25,25-20,17-25,8-15)3 中国