8月21日(水)から30日(金)にかけてチュニス(チュニジア)で開催されている『第16回男子U19(ユース)世界選手権』。27日(火)、順位決定戦で韓国に勝利しベスト8以上が確定した日本。28日(水)には、イタリアと対戦しセットカウント0-3で敗戦を喫した。
この結果、日本はセミファイナルラウンド(5-8位)へ。次戦は29日(木)にベラルーシと戦う。なお、イタリア戦の戦評は以下の通り。
(写真:FIVB)
日本のスターティングメンバーは、糸山大賀、重藤トビアス赳、伊藤吏玖、柳北悠李、山田大貴、岩本大吾、リベロは高木啓士郎。対するイタリアは、身長が2m近い選手が4人そろっており、高さはもちろん粘り強いレシーブで奮闘した。
第1セット、イタリアのレフト攻撃や強力なサーブで失点し4-8とリードされた日本。中盤も相手のサーブに苦しめられると、セッターを森居史和に交代。そこから重藤や山田の強打で反撃するが、徐々に点差を広げられた日本。山田のバックアタックなどで連続得点をあげたが、終盤は相手ブロックに苦しむ場面も。若林俊希を起用し流れを変えようと試みるも、最後までイタリアの勢いを止められなかった日本。セットを先取された。
第2セット、山田を中心にレフト攻撃を展開するも、ブロックに苦しめられ4-8と相手にリードされた序盤。その後も、強烈なジャンプサーブからのブロック、レシーブで堅実に試合を運ぶイタリアの切り返しの攻撃で、日本は苦しい戦いが続いた。伊藤のクイックで応戦するも6-18。終盤、砂川裕次郎を起用しライトから得点すると、山田のサービスエースも決まったが力及ばず。イタリアにセットを連取された。
第3セット、砂川がスタートからコートへ。日本は高いブロックに対し、伊藤や山田、重藤らが思い切りのよい攻撃を見せ、序盤は接戦に。しかし、イタリアの幅広い攻撃に苦しむ日本は、サーブで攻められ10-16と差を広げられ苦しい展開に。終盤も、強烈なサーブで崩され連続得点を奪われると、押し切られて敗戦。セットカウント0-3で敗れ悔しい敗戦となった。
【試合結果】
日本 0(17-25,12-25,14-25)3 イタリア
<U19男子日本代表>
1 柳北悠李/OH/東福岡高2年/191㎝
② 岩本大吾/MB/早稲田大1年/190㎝
3 山田大貴/OH/清水桜が丘高3年/189㎝
4 伊藤吏玖/MB/駿台学園高/195㎝
5 山崎真裕/MB/星城高2年/193㎝
6 糸山大賀/S/福岡大1年/184㎝
7 澤田 昌/MB/愛知工大名電高2年/197㎝
8 森居史和/S/駿台学園高3年/177㎝
9 若林俊希/OH/岡山東商高3年/186㎝
10 重藤トビアス赳/OH/早稲田大1年/190㎝
11 砂川裕次郎/OH/埼玉栄高3年/186㎝
12 高木啓士郎/L/崇徳高3年/170㎝
監督:本多 洋(崇徳高)
※表記は、名前/ポジション/所属・学年/身長 番号に○はキャプテン
※S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ