男子U19世界選手権/ベラルーシ下し5-6位決定戦へ
- アンダーエイジ
- 2019.08.30
8月21日(水)から30日(金)にかけてチュニス(チュニジア)で開催されている『第16回男子U19(ユース)世界選手権』。29日(木)、日本はセミファイナルラウンド(5-8位)にてベラルーシと対戦。セットカウント3-1で勝利し、5-6位決定戦へコマを進めた。最終戦となる30日(金)、日本はイランと5-6位決定戦を戦う。なお、戦評は以下の通り。
また、この試合でもチーム最多の39得点をマークした山田選手の記事がFIVBのホームページにて掲載されている(記事はこちら)。目標の選手には石川祐希選手(日本代表/キオエネ・パトバ〈イタリア〉)の名前をあげ、「目標は、このような高いレベルの世界大会でより良いパフォーマンスを発揮することです」と意気込む山田選手の活躍に、今後も注目だ。
(写真:FIVB)
日本のスターティングメンバーは、糸山大賀、柳北悠李、伊藤吏玖、砂川裕次郎、山田大貴、岩本大吾、リベロは高木啓士郎。
第1セット、オポジットに砂川を起用し、柳北と山田を対角に配置してスタートした日本。サイドアウトを繰り返す中、柳北のサービスエースや山田の好サーブで序盤は日本が先行した。中盤、柳北と岩本のブロックが決まり16-14。しかし終盤、クイックを多用する相手と競り合うと、山田の強打で得点を重ねるも相手エースが奮闘。ジュースの末にセットを逃した。
第2セット、序盤は砂川、山田のサーブから連続得点し8-4と日本ペースに。さらに両サイドから得点を重ね13-7とリードを広げた。中盤、相手もエースを起点に追い上げを見せるが、山田の攻撃で嫌な流れを断ち切ると、日本が19-14とリード。その後、2枚替えでコートに立った重藤トビアス赳と森居史和も貢献し堅実に点を重ねた日本。25-18でセットを奪取した。
第3セット、序盤は相手エースの強打やクイックでリードを許したが、山田や柳北の攻撃で追い上げる。柳北のサーブが続きブロックも出て逆転すると、岩本がさらにブロックで見せ場を作り16-11。日本ペースで試合が進んだ。終盤はサイドアウトの応酬に。それでも最後は、相手のサーブミスの後に山田がサービスエースで得点。日本がセットを連取した。
第4セット、攻撃の勢いを増したベラルーシに対し、伊藤のクイックなどで8-6と日本がリードを奪う。そこから互いに得点を重ね14-10としたが、相手のレフト攻撃やクイック、エースの強打に押され失点すると、17-17と同点に。終盤も相手に連続得点を奪われると22-23と苦しい展開が続いた日本。それでも、重藤と森居が2枚替えで起用され貢献し、ジュースの展開へ。何度も相手のセットポイントをしのぐと、29点以降は山田にボールを集めた日本。最後はバックアタックで勝利を決めた。
【試合結果】
日本 3(25-27,25-18,25-18,33-31)1 ベラルーシ
<U19男子日本代表>
1 柳北悠李/OH/東福岡高2年/191㎝
② 岩本大吾/MB/早稲田大1年/190㎝
3 山田大貴/OH/清水桜が丘高3年/189㎝
4 伊藤吏玖/MB/駿台学園高/195㎝
5 山崎真裕/MB/星城高2年/193㎝
6 糸山大賀/S/福岡大1年/184㎝
7 澤田 昌/MB/愛知工大名電高2年/197㎝
8 森居史和/S/駿台学園高3年/177㎝
9 若林俊希/OH/岡山東商高3年/186㎝
10 重藤トビアス赳/OH/早稲田大1年/190㎝
11 砂川裕次郎/OH/埼玉栄高3年/186㎝
12 高木啓士郎/L/崇徳高3年/170㎝
監督:本多 洋(崇徳高)
※表記は、名前/ポジション/所属・学年/身長 番号に○はキャプテン
※S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ