9月15日(日)、横浜アリーナ(横浜市)にて女子大会二日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。日本は、その第2戦でロシアと対戦。攻守で粘りを見せ奮闘したものの、日本はセットカウント2-3で惜しくも敗戦を喫した。
日本の次戦は16日(月・祝)、第3戦を韓国と戦う。大会詳細は大会公式サイトにてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、石井優希、荒木絵里香、新鍋理沙、古賀紗理那、奥村麻依、佐藤美弥、リベロは山岸あかね。
第1セット、序盤、長いラリーを石井のバックアタックで制して先制点をあげた日本だが、相手の高い打点から繰り出される攻撃を前に5連続失点。3-6から連続でブロックにつかまるなど、苦しい展開が続いた。4-8からは相手のサーブにおされさらに 9 連続失点。それでも、7-22から荒木のクイック、新鍋のスパイク、石井のサービスエースで 3 連続得点と奮起。また、途中からコートに入った石川真佑がシニア代表初得点をあげたが、追撃及ばず。ロシアにセットを先取された。
第 2 セット、石川と小幡真子がスタートからコートへ。石井や石川のアタックを中心に攻撃を展開し、サイドアウトの応酬が続く。中盤、16-17から奥村がブロード攻撃とブ ロックポイントをあげ、19-19からは石川のコースをついた攻撃で連続得点。日本が徐々にロシアとの得点差を広げた。すると、24-21のセットポイントから連続失点したものの、最後は石井が決めてセットを奪取した。
第 3 セット、メンバーは第 2 セットと変わらず。4-2 から相手の高さある攻撃を前に 6 連続失点を喫したが、奥村のブロックを皮切りに追い上げた日本。9-10からは石川が切れ味鋭いスパイクなどで連続得点をあげ、一進一退の攻防が続いた。中盤、荒木のブロックポ イントや石井のスパイクなど で4 連続得点と、日本が一歩リードの展開に。23-20から 3 連続失点で同点に並ばれ最後はジュースに持ち込まれたが、25-25 から新鍋、石井が得点し日本がセットを連取した。
第 4 セット、メンバーはそのまま。7-7 から3 連続失点でロシアにリードを許したが、石井を中心に得点を重ね食らいついた日本。石川のサービスエースも決まって追い上げを見せた。その後も、石井のレフトからのスパイクやバックアタックなどで得点を重ねた日本だったが、最後は相手の高さに苦しみセットを失った。
第 5 セット、序盤から相手の高さあるブロックに攻撃を阻まれ、日本は 4 連続失点。その後も相手の強烈なサーブにレシーブを乱されると、リズムが作れないまま中盤へ。4-8からは、相手の攻撃を止められず再度 4 連続失点と苦しい展開が続いた。終盤、石川がスパイクを決めて一矢を報いたが、最後は攻守で魅せたロシアに押し切られて敗戦。日本は初黒星を喫した。
試合結果
日本 2(11-25,25-23,27-25,19-25,7-15)3 ロシア
『FIVBワールドカップ2019女子大会出場選手』
※氏名(所属)/身長/ポジション
2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)/180センチ/アウトサイドヒッター
③ 岩坂名奈(久光製薬スプリングス)/187センチ/ミドルブロッカー
4 新鍋理沙(久光製薬スプリングス)/173センチ/アウトサイドヒッター
5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)/186センチ/ミドルブロッカー
6 宮下 遥(岡山シーガルズ)/177センチ/セッター
7 石井優希(久光製薬スプリングス)/180センチ/アウトサイドヒッター
11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)/176センチ/アウトサイド
12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)/175センチ/セッター
13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)/177センチ/ミドルブロッカー
14 小幡真子(JTマーヴェラス)/164センチ/リベロ
16 黒後 愛(東レアローズ)/180センチ/アウトサイドヒッター
18 山岸あかね(埼玉上尾メディックス)/165センチ/リベロ
21 長内美和子(日立リヴァーレ)/175センチ/アウトサイドヒッター
24 芥川愛加(JTマーヴェラス)/180センチ/ミドルブロッカー
28 石川真佑(東レアローズ)/171センチ/アウトサイドヒッター
監督:中田久美(公益財団法人日本バレーボール協会)