9月16日(月・祝)、横浜アリーナ(横浜市)にて女子大会3日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。日本は、その第3戦で韓国と対戦。セットを先取し勢いづいたかと思われた日本だったが、セットカウント1-3で惜しくも敗戦を喫した。
日本の次戦は18日(水)、第4戦をカメルーンと戦う。大会詳細は大会公式サイトにてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、石川真佑、岩坂名奈、新鍋理沙、石井優希、荒木絵里香、佐藤美弥、リベロは山岸あかね。
第1セット、石井のスパイクで先取点。3-3からは、荒木のクイックや石川のスパイクなどで4 連続得点と日本がリードを奪った。しかし、9-7から相手のブロックやバックアタックなどで4連続失点し逆転を許す。それでも石井と石川を中心に得点を重ねて追い上げた日本。20-20から佐藤が連続でサービスエースを決め先にセットポイントに到達すると、最後は石井の得点で日本がセットを先取した。
第 2 セット、序盤から石井が強弱をつけたアタックで得点を重ねるが、相手の多彩な攻撃とブロックに苦しみ、先行される展開が続く。中盤には2枚替えで宮下遥と長内美和子を投入すると、長内が力強いアタックを決めて徐々に流れを引き寄せた。その後も石川と新鍋のスパイクで得点し追い上げたものの、相手のサーブとブロックを攻略できず。最後は 4 連続失点で日本はセットを落とした。
第 3 セット、岩坂のフェイントで先制するも、相手のライト側からのスパイクを止められず1-3。そこで石井に代えて古賀紗理那をコートへ送り出した。しかし、さらに相手に連続得点を許す場面が重なり、芥川愛加がコートへ。中盤、古賀のバックアタックや芥川選手のクイックなど 3 連続得点で15-17と追い上げ、古賀のブロックで21-22と相手に詰め寄ったが、最後は相手エースにスパイクを決められて22-25.韓国にセットを連取された。
第 4 セット、4-4 から韓国の攻撃などで4 連続失点し、4-8とリードを許した日本。そこから相手のミスもあり点差を詰めると、石川のブロックで9-9と同点に追いついた。10-11から相手レフトのスパイクを止められず5連続失点とすると、石川や途中出場の長内を中心に得点を重ね追い上げたが、相手の粘り強い守備と決定力の高い攻撃を前に19-24。日本は後がなくなった。それでも意地を見せた日本は、第4セット途中からコートに入った石井が攻撃を決めるなど一気に6連続得点。25-24と逆転したが、ここから相手もブロックやスパイクで粘りを見せ、最後は韓国のサービスエースが決まりゲームセット。日本は悔しい敗戦を喫した。
試合結果
日本 1(25-23,19-25,22-25,25-27)3 韓国
『FIVBワールドカップ2019女子大会出場選手』
※氏名(所属)/身長/ポジション
2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)/180センチ/アウトサイドヒッター
③ 岩坂名奈(久光製薬スプリングス)/187センチ/ミドルブロッカー
4 新鍋理沙(久光製薬スプリングス)/173センチ/アウトサイドヒッター
5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)/186センチ/ミドルブロッカー
6 宮下 遥(岡山シーガルズ)/177センチ/セッター
7 石井優希(久光製薬スプリングス)/180センチ/アウトサイドヒッター
11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)/176センチ/アウトサイド
12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)/175センチ/セッター
13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)/177センチ/ミドルブロッカー
14 小幡真子(JTマーヴェラス)/164センチ/リベロ
16 黒後 愛(東レアローズ)/180センチ/アウトサイドヒッター
18 山岸あかね(埼玉上尾メディックス)/165センチ/リベロ
21 長内美和子(日立リヴァーレ)/175センチ/アウトサイドヒッター
24 芥川愛加(JTマーヴェラス)/180センチ/ミドルブロッカー
28 石川真佑(東レアローズ)/171センチ/アウトサイドヒッター
監督:中田久美(公益財団法人日本バレーボール協会)