9月13日(金)からテヘラン(イラン)で開催され、男子日本代表が出場している「第20回 アジア男子バレーボール選手権大会」。ワールドカップバレーの前哨戦ともいえる重要な大会だ。
18日(水)、日本は2次ラウンド(1-8位)の第2戦で韓国と対戦。日本は、西田有志が両チーム最多の21得点、石川祐希が20得点と奮闘を見せるも、日本のミスがわずかな得点差に響きセットカウント2-3で悔しい敗戦を喫した。なお、戦評は以下の通り。
日本の次戦は19日(木)、クオーターファイナルラウンド(1₋8位)で中国と戦う。大会詳細は日本バレーボール協会のホームページにてご確認を。
【写真:AVC】
日本のスターティングメンバーは、関田誠大、石川祐希、小野寺太志、西田有志、福澤達哉、山内晶大、リベロは山本智大。
第1セット、序盤は西田や山内らの得点でサイドアウトを奪い合い5₋5。その後、ラリーから西田のバックアタックが決まり、相手ミスや関田のサービスエースで10-6とリードを奪った。13-8まで点差を離したが、ミスや被ブロックで15-13と追い上げられる。終盤、20-17から相手のサービスエースなどで20-19とされたが、西田のサービスエースや清水邦広のブロックで突き放した日本。セットを先取した。
第 2 セット、石川のサービスエースや福澤の攻撃で序盤からリードを奪う。 山内や小野寺の活躍もあり13-9とリードするも、そこから連続失点で13-12。山 本のレシーブなどでラリーを制し16-14とするも、連続でブロックに捕まるとミスも出て18-20と逆転された。その後は競り合いが続き、2枚替えで入った清水のブロックで23-23としたが、最後は相手のブロックが決まりセットを奪取された。
第 3 セット、西田の連続サービスエースなどで5-3と先行。すると、山内のクイックや 石川のスパイク、小野寺のサービスエースも決まってリードを広げた日本は、サーブも冴えると連続得点を重ね17-9と大きくリード。18-12で清水と藤井直伸が入る2 枚替えを行い勢いづくと、最後は福澤がスパイクを決めてセットをものにした。
第 4 セット、3-2からミスなどで3-5と逆転を許した日本。福澤のフェイントで6-5とするも、韓国もサーブで攻めて7-8と接戦が続いた。相手のディフェンスが機能し7-11 とリードされたが、西田や石川が得点し11-12。14-16で藤井がコートに入ると、14-18と一時は4 点差をつけられたが、山内と小野寺のクイック、石川のスパイクなどで22-23と迫った日本。しかし、追撃も一歩及ばずセットを失い、フルセットに突入した。
第 5 セット、セッターを藤井でスタート。山内のクイックなどで5-5、相手の ミスもあり7-6 と先行したが、相手にサービスエースとブロックを決められると、ミスも出て7-11と苦しい展開に。終盤、山内や石川、福澤が得点をさ兼ねるも11-14、韓国にマッチポイントを握られた。西田のブロックで13-14、さらに相手のミスでジュースに持ち込んだが、最後は韓国のブロックが炸裂。日本はフルセットの末に悔しい敗戦を喫した。
試合結果
日本 2(25-20,23-25,25-18,23-25,14-16)3 韓国
【第20回アジア男子バレーボール選手権大会 出場選手】
3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター
4 清水邦広(パナソニックパンサーズ)/193センチ/オポジット
5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター
6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー
⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ<ドイツ>)/186センチ/アウトサイドヒッター
10 古賀太一郎(ウルフドッグス名古屋)/170センチ/リベロ
11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット
12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター
13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター
14 石川祐希(キオエネ・パトバ<イタリア>)/191センチ/アウトサイドヒッター
15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー
16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー
18 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ
20 小野寺太志(JTサンダーズ)/201センチ/ミドルブロッカー
※表記は、氏名/(所属)/身長/ポジション