アジア男子選手権/中国に勝利し準決勝進出
- 日本代表
- 2019.09.20
9月13日(金)からテヘラン(イラン)で開催され、男子日本代表が出場している「第20回 アジア男子バレーボール選手権大会」。ワールドカップバレーの前哨戦ともいえる重要な大会だ。
19日(木)、日本はクオーターファイナルラウンド(1-8位)で中国と対戦。平均身長197センチと高さを誇る相手に対し、セットカウント3-1で勝利。準決勝戦進出を果たした。なお、戦評は以下の通り。
日本の次戦は20日(金)、準決勝戦でオーストラリアと戦う。大会詳細は日本バレーボール協会のホームページにてご確認を。
【写真:AVC】
日本のスターティングメンバーは、石川祐希、小野寺太志、西田有志、福澤達哉、山内晶大、藤井直伸、リベロは山本智大。
第1セット、序盤は石川のパイプ攻撃を皮切りに、西田の2本のサービスエース、山内のクイックで5-1。その後、8-4でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、好調の西田や石川が要所で決めて得点を重ねた。中盤以降、ミスと相手のスパイクで18-16と追い上げられてタイムアウトを要求した日本。21-17として清水邦広と関田誠大が入る2枚替えを行った。終盤、相手のサーブやブ ロックで失点し23-22まで追いつかれたが、小野寺のクイックと相手のミスで日本がセットを先取した。
第 2 セット、日本は同じメンバーでスタート。福澤のスパイクや小野寺のブロッ クが決まり、山本の好レシーブから西田が得点して10-6。序盤から日本リードの展開に。そこから、石川が2本のサービスエースを奪い、西田や福澤も得点し16-8。中盤、中国のブロックやサービスエースで失点し16-12としたものの、福澤のスパイクや西田のサービスエースで19-13。その後も連続得点し、最後はブロックのワンタッチでつないだボールをレフトから福澤が決め25-17。日本がセットを連取した。
第 3 セット、序盤はお互いに連続得点もあり6-6、しかし、ブロックにつかまると8-12とリードを許した。石川のサービスエースや両ミドルブロッカーのクイックで12-13まで迫った日本だったが、ラリーで失点し追いつけないまま17-20で終盤へ。18-22で髙野直哉がコートに入ったが、最後まで相手の勢いは止められず、サービスエースやブロックを決められてセットを落とした。
第 4 セット、山内のクイックや山本のカバーから西田のスパイクにつなぎ得点するも、7-8とわずかに相手を追う展開となった序盤。2点差にされては1点差に詰め寄る繰り返しから、相手のミスに続いて西田が決め14-14と同点に。その後はサイドアウトの応酬で競り合いのまま終盤へ。すると、途中出場の柳田将洋が2段トスを決めて21-21。西田がサーブで崩し中国のミスを誘って23-22とすると、西田のサーブはさらに勢いを増し、柳田がダイレクトでポイント。最後は石川のパイプ攻撃でラリーを制し、日本が接戦をものにした。
試合結果
日本 3(25-23,25-17,18-25,25-22)1 中国
【第20回アジア男子バレーボール選手権大会 出場選手】
3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター
4 清水邦広(パナソニックパンサーズ)/193センチ/オポジット
5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター
6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー
⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ<ドイツ>)/186センチ/アウトサイドヒッター
10 古賀太一郎(ウルフドッグス名古屋)/170センチ/リベロ
11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット
12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター
13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター
14 石川祐希(キオエネ・パトバ<イタリア>)/191センチ/アウトサイドヒッター
15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー
16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー
18 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ
20 小野寺太志(JTサンダーズ)/201センチ/ミドルブロッカー
※表記は、氏名/(所属)/身長/ポジション