9月27日(金)、丸善インテックアリーナ大阪(大阪市港区)にて女子大会9日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング6位の日本は、その第9戦でセルビア(世界ランキング1位)と対戦。2セットを先に奪われるも、攻守で粘りを見せ逆転勝利! セットカウント3-2でセルビアを制し、通算戦績を4勝5敗とした(現在12チーム中8位)。戦評は以下の通り。
日本の次戦は28日(土)、第10戦を世界ランキング11位のアルゼンチンと戦う。
また、Bサイトのエディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)では、海外勢の熱戦が繰り広げられている。東京オリンピック出場チームの試合が見られる貴重な機会! ご近隣にお住まいの方はぜひ会場へ♪ なお、大会詳細は大会公式サイトにてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、石井優希、芥川愛加、新鍋理沙、古賀紗理那、奥村麻依、佐藤美弥、リベロは小幡真子。
第1セット、序盤は古賀と石井を中心に攻撃を組み立てるが、速攻を多用する相手を前にリズムが作れない日本。すると、5-6から3連続失点、13-17からも連続失点を喫して、タ イムアウトを要求。その後、途中出場した鍋谷友理枝のバックアタックや奥村のブロックポイントなどで反撃。また、17-20の場面で黒後愛が今大会初めてコートへ。その黒後の得点もあって19-21とセルビアに追いすがるも、追撃及ばず。日本はセットを失った。
第2セット、立ち上がりは鍋谷のスパイクで先制するも、相手のミドルブロッカーに苦しめられて6連続失点。芥川の機動力を生かした攻撃で9-11と追い上げるが、相手の高いブロックに捕まると、ミスもあって徐々に点差が開いた。中盤も、16-20から3連続失点。最後は17-24から鍋谷のサービスエースや石井のスパイクなど4連続得点と追い上げたが、セルビアにセットを連取された。
第3セット、序盤は相手に連続得点を許し2-6とリードされるが、石井のスパイクや鍋谷のバックアタックで徐々にリズムを取り戻すと、芥川のブロックやブロード攻撃が決まり、10-10の同点に。10-12からは、石井の技ありのアタックなど 3 連続得点で逆転。すると、中盤以降はサーブで相手のレシーブを崩し、ブロックで仕留める場面が増えたほか、ラリー中にセッター佐藤が芥川を絡めた攻撃を演出し得点を重ねた。最後も、ブレイクを重ねた日本がセットを奪取した。
第4セット、序盤から芥川と奥村のスピード感あふれる攻撃と堅実なブロックで得点を重ねた日本。10-9から、鍋谷のスパイクとサービスエースで連続得点でリードを広げると、15-13からは奥村のブロード攻撃や鍋谷のスパイクなど 4 連続得点。終盤、20点台に達してからは、相手にブロックなどで追い上げられたが、石井が冷静に得点を重ねるなど健闘。日本がセットを連取し勝負はフ第5セットに持ち込まれた。
第5セット、序盤に奥村のブロックポイントや芥川のサービスエースなど、3連続得点で4-1と日本がリード。その後も、新鍋のスパイクや佐藤のツースパイクなどで再び3連続得点で突き放した。中盤、奥村のブロード攻撃や石井のバックアタックなどで流れをつかんだ日本は、10-6から相手のミスも重なって 5 連続得点。セットを勝ち取り、逆転勝利を収めた。
<試合結果>
日本 3(21-25,21-25,25-20,25-20,15-6)2 セルビア
<ベンチ入りメンバー14人>
2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)/180センチ/アウトサイドヒッター
③ 岩坂名奈(久光製薬スプリングス)/187センチ/ミドルブロッカー
4 新鍋理沙(久光製薬スプリングス)/173センチ/アウトサイドヒッター
5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)/186センチ/ミドルブロッカー
6 宮下 遥(岡山シーガルズ)/177センチ/セッター
7 石井優希(久光製薬スプリングス)/180センチ/アウトサイドヒッター
11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)/176センチ/アウトサイド
12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)/175センチ/セッター
13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)/177センチ/ミドルブロッカー
14 小幡真子(JTマーヴェラス)/164センチ/リベロ
16 黒後 愛(東レアローズ)/180センチ/アウトサイドヒッター
18 山岸あかね(埼玉上尾メディックス)/165センチ/リベロ
24 芥川愛加(JTマーヴェラス)/180センチ/ミドルブロッカー
28 石川真佑(東レアローズ)/171センチ/アウトサイドヒッター
熱戦が繰り広げられているワールドカップバレー2019。世界に挑む日本代表を応援する一冊『スペシャルサポーターズブック RED RISE』は好評発売中!!
お求めはコチラ