9月29日(日)、丸善インテックアリーナ大阪(大阪市港区)にて女子大会最終日が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング6位の日本は、その第11戦でオランダ(世界ランキング7位)と対戦。堅実な守備や攻撃を見せセットカウント3-1で勝利し、最終戦績を5位(6勝5敗)で終えた。なお、戦評は以下の通り。
また、10月1日(火)からはマリンメッセ福岡(福岡県福岡市)で男子日本代表の戦いが幕を開ける。また、Bサイトのホワイトリング(長野県長野市)では海外勢の熱戦が繰り広げられる。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVB/JVA/フジテレビ)にてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、鍋谷友理枝、芥川愛加、新鍋理沙、石井優希、奥村麻依、佐藤美弥、リベロは小幡真子。
第1セット、新鍋や両チーム最多の25得点をあげた石井のスパイクなどで連続得点し、5-1と幸先よいスタ ートを切った日本。しかし、8-5からは相手エースのスパイクを止められず4連続失点。オランダに逆転を許した。それでも、10-10から新鍋のスパイクや鍋谷のサービスエースなどで5連続得点、18-15から鍋谷が得点を重ねてさらに得点差を広げた。終盤、連続失点を喫したものの、鍋谷のスパイクでサイドアウトを奪うと、 途中出場の黒後愛のスパイクを含めた連続得点で流れに乗った日本。攻守で奮闘し、セットを先取した。
第2セット、立ち上がりで3連続失点したものの、新鍋を中心に得点を重ね追い上げた日本。石井がアタックとサービスエースで連続得点をあげて6-6と同点に追いついたが、相手サーブに苦しみ再び3連続失点。それでも、日本は石井を中心に攻撃して食らいつき、21-23から石井のアタッ クと奥村のブロックなど3連続得点でセットポイントを迎えた。最後はジュースにもつれ込むも、25-25から、途中出場の黒後のアタックと石井のサービスエースでゲームセット。日本がセットを連取した。
第3セット、石井のスパイクで日本が先制。そこから相手のミスも重なり5-0と好スタートを切ったが、オランダの反撃を許して5-4。石井を中心に攻撃し、中盤はサイドアウトの応酬が続いた。すると、14-16で鍋谷に代えて石川真佑を投入、17-19からはその石川のアタックなど4連続得点で逆転に成功した。終盤も、新鍋のアタックなどで点数を重ね24-23。日本が先にマッチポイントをつかんだが、最後は、高い攻撃力を誇るオランダのセレステ・プラクの強打が炸裂。相手に3連続得点を許し、惜しくもセットを失った。
第 4 セット、序盤からサイドアウトの応酬となると、4-4で鍋谷に代わり石川がコートへ。8-10から石井の連続得点で追いつくと、その後も石井や石川を中心に攻撃を展開した日本。14-13からは石川のコースをついたアタックや奥村のサービスエース、相手のミスもあり4連続得点をあげ徐々にオランダとの差を広げた。その後、相手エースのパワフルなスパイクに連続失点したが、石川が力強いスパイクを放ち得点。23-21から石井と石川が連続得点をあげてこのセットをも のにし、最終戦に勝利。5 位で大会を終えた。
<試合結果>
日本 3(25-18,27-25,24-26,25-21)1 オランダ
<ベンチ入りメンバー14人>
2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)/180センチ/アウトサイドヒッター
③ 岩坂名奈(久光製薬スプリングス)/187センチ/ミドルブロッカー
4 新鍋理沙(久光製薬スプリングス)/173センチ/アウトサイドヒッター
5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)/186センチ/ミドルブロッカー
6 宮下 遥(岡山シーガルズ)/177センチ/セッター
7 石井優希(久光製薬スプリングス)/180センチ/アウトサイドヒッター
11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)/176センチ/アウトサイド
12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)/175センチ/セッター
13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)/177センチ/ミドルブロッカー
14 小幡真子(JTマーヴェラス)/164センチ/リベロ
16 黒後 愛(東レアローズ)/180センチ/アウトサイドヒッター
18 山岸あかね(埼玉上尾メディックス)/165センチ/リベロ
24 芥川愛加(JTマーヴェラス)/180センチ/ミドルブロッカー
28 石川真佑(東レアローズ)/171センチ/アウトサイドヒッター
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