10月2日(水)、マリンメッセ福岡(福岡県福岡市)にて男子大会2日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング11位の日本は、その第2戦でポーランド(世界ランキング4位)と対戦。今年のネーションズリーグでも3位入賞を果たしたポーランドは、身長217センチのバルトウォミエイ・レマンスキや、205センチのバルトシュ・クレク、208センチのピョートル・ウカシクなど多くの大型プレーヤーが躍動。日本は粘りを見せ食らいつきセットを奪ったが、相手の鋭いサーブや堅実なブロックに苦しむと勝利に手が届かず。悔しい敗戦を喫した。なお、戦評は以下の通り。
日本の次戦は4日(金)、世界ランキング22位のチュニジアと戦う。
また、Bサイトのホワイトリング(長野県長野市)では海外勢の熱戦が繰り広げられている。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVB/JVA/フジテレビ)にてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、石川祐希、小野寺太志、西田有志、福澤達哉、山内晶大、関田誠大、リベロは山本智大。
第1セット、高い打点からクイックを決められて1-4とポーランドにリードを許したが、西田のサービスエースや山内のクイックで得点、相手のサーブミスもありサイドアウトが続いた。 16-16から、相手ブロックに捕まり3連続失点したものの、福澤や西田のスパイクで食らいつくと、20-21から小野寺が相手エースをブロックし同点に。しかし、最後は相手の高さある攻撃をはね返すことができず、セットを先取された。
第2セット、序盤は福澤や西田の得点で3-1とリードするも、そこから相手エース、バルトシュ・クレクの強烈なサーブに押され4連続失点。その後も相手の力強いサーブに苦しめられ、7-8から再度4連続失点した後、8-12からは7連続失点と一方的な展開に。その後、途中出場した李博のクイックやブロック、西田のスパイクなどで追い上げたが、17-25でこのセットも失った。
第3セット、西田の強打で先制点をあげると、石川のスパイクなどで流れをつかみ、日本が先行する展開に。相手も攻撃的なサーブから徐々にペースを取り戻し、中盤ポーランドに連続得点を許すが、日本は西田の強烈なスパイクで得点を重ねた。16-15から西田の連続得点、19-17からは石川の連続得点でリードを広げると、終盤にも小野寺のクイックなどで3連続得点をあげ24-18。日本がセットポイントを先取。そのまま押し切ってセットを奪い返した。
第4セット、序盤は石川と西田を軸に、小野寺や李のクイックを絡めた攻撃で一進一退の攻防を繰り広げる。しかし8-11から相手のサービスエースとブロックなどで4連続失点。日本は粘り強いディフェンスからラリーに持ち込むが、相手の強固なブロックを前に決定打を欠いた。終盤、小野寺のクイックや途中交代の清水邦広のアタックなどで得点を重ね、14-23からは石川がスパイクとブロックで連続得点をあげる。しかし、勝利には手が届かず、17-25でゲームセット。日本は大会初黒星を喫した。
<試合結果>
日本 1(23-25,17-25,25-19,17-25)3 ポーランド
<ベンチ入りメンバー14人>
※氏名(所属)/身長/ポジション
1 清水邦広(パナソニックパンサーズ)/193センチ/オポジット
3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター
5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター
6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー
⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ)/186センチ/アウトサイドヒッター
10 古賀太一郎(ウルフドックス名古屋)/170センチ/リベロ
11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット
12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター
13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター
14 石川祐希(キオエネ・パドバ)/191センチ/アウトサイドヒッター
15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー
16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー
20 小野寺太志(JTサンダーズ広島)/201センチ/ミドルブロッカー
22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ
監督:中垣内祐一(公益財団法人日本バレーボール協会)
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