10月6日(日)、マリンメッセ福岡(福岡県福岡市)にて男子大会5日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング11位の日本は、その第5戦でアルゼンチン(世界ランキング7位)と対戦。今大会、初戦でアメリカを制すなど好調を保っていたアルゼンチンとの一戦。しかし、日本はそんな相手の勢いを感じさせないバレーを展開すると、第3セットこそジュースの末に落としたものの快勝。昨日は出場機会のなかった石川祐希が23得点と、巧みなプレーで存在感を見せつけ勝利に貢献した。なお、戦評は以下の通り。
日本の次戦は9日(水)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて、広島大会初戦を世界ランキング16位のオーストラリアと戦う。オーストラリアはここまで、エースのトーマス・エドガーが帯同しておらず12チーム中11位と苦しい戦いが続いている。日本はオーストラリアに勝利し4勝目をあげられるか、メダル獲得を懸けた後半戦の戦いぶりにも注目だ。
また、Bサイトの広島グリーンアリーナ(小アリーナ)では海外勢の熱戦が繰り広げられる。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVB/JVA/フジテレビ)にてご確認を。
日本のスターティングメンバーは、福澤達哉、小野寺太志、関田誠大、石川祐希、髙橋健太郎、西田有志、リベロは山本智大。
第1セット、開始早々から石川がブロックポイントを重ね相手の攻撃をはね返すと、攻めては西田の力強いアタックや髙橋のクイックなどで得点を重ねた日本。相手にサーブミスも出て、終始リードした展開で試合が進んだ。終盤も安定した戦いを見せた日本は、23-19から福澤のスパイクと小野寺のブロックで連続得点をあげ、セットを先取した。
第2セット、石川のブロックで先取点。8-9からは石川の連続得点で逆転に成功すると、11-10からは福澤が決めて連続得点しリードを広げた。21-16から相手のサーブに苦しみ3連続失点を喫したが、23-20から西田と福澤が相手ブロックの指先を狙ったスパイクで連続得点、日本がセットを連取した。
第3セット、6-4からミスが重なり4連続失点で追う展開に。石川がフェイントなどを絡めながら冷静に得点を重ね、10-11から5連続得点で逆転したが、16-12から相手の強烈なサーブ に苦しみ5連続失点で再度リードを許すと、19-19からも3連続失点。21-24と相手のセットポイ ントから髙橋のクイックや石川のスパイクなど3連続得点でジュースに持ち込んだものの、26-26からミスが続き、アルゼンチンがセットを奪取した。
第4セット、序盤から一進一退の攻防が続く中、4-5から小野寺のブロックや西田のサービスエースなど4連続得点で逆転。石川が相手ブロックを見極めて得点を重ねると、 16-14からは石川の連続得点と西田のバックアタックなど3連続得点でリードを広げた。 23-18から相手のサービスエースなどで3連続失点を喫したが、西田のスパイクと小野寺のクイックで押し切り、日本がこのセットを獲得。3勝目をあげた。
<試合結果>
日本 3(25-19,25-20,26-28,25-22)1 アルゼンチン
<ベンチ入りメンバー14人>
※氏名(所属)/身長/ポジション
3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター
4 大竹壱青(パナソニックパンサーズ)/201センチ/オポジット
5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター
6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー
⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ)/186センチ/アウトサイドヒッター
10 古賀太一郎(ウルフドックス名古屋)/170センチ/リベロ
11 西田有志/(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット
12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター
13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター
14 石川祐希(キオエネ・パドバ)/191センチ/アウトサイドヒッター
15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー
16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー
20 小野寺太志(JTサンダーズ広島)/201センチ/ミドルブロッカー
22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ
監督:中垣内祐一(公益財団法人日本バレーボール協会)
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