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春高2025

WC2019男子/イランに勝利し初の5連勝、4位以上確定

  • 日本代表
  • 2019.10.13

              

 10月13日(日)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて男子大会9日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング11位の日本は、その第9戦でアジアのライバル、イラン(世界ランキング8位)と対戦。

 

 イランは、昨季シエナ(イタリア)で石川祐希とともにプレーしたセッターのミルサイード・マルーフラクラニの巧妙なトスさばきから、多彩な攻撃を展開。高いブロックも冴え日本に迫った。しかし、日本もセッター関田誠大を軸にイランに負けないバレーを展開すると、前衛後衛を絡めた攻撃で得点を重ねた。また、西田有志と石川祐希が23得点と奮起した中、メンバーチェンジでコートに立った選手も要所で見せ場を作り躍動。イランを攻守で上回った日本は、ワールドカップでイランに初勝利を果たした。また、ワールドカップ男子大会での5連勝は初めてで、1991年大会以来の4位以上が確定。メダル獲得へと勢い付いた。なお、戦評は以下の通り。

            

 日本の次戦は14日(月・祝)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて、世界ランキング1位のブラジルと戦う。現在、無敗で1位を独走中のブラジル。メダルを懸けた大一番で日本は力を見せられるか、その戦いぶりに注目したい。

               

 また、Bサイトの広島グリーンアリーナ(小アリーナ)では海外勢の熱戦が繰り広げられる。小アリーナということで座席もコートから近いため、迫力あるプレーを目の前で観戦できる最高の環境となっている。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVBJVAフジテレビ)にてご確認を。

                                    

     

 日本のスターティングメンバーは、福澤達哉、小野寺太志、関田誠大、石川祐希、髙橋健太郎、西田有志、リベロは山本智大。

                        

 第1セット、石川の連続得点で4-0と好スタートを切った日本。6-4からは福澤のバッ クアタックと石川のサービスエースなど3連続得点でリードを広げた。その後、西田が強弱をつけたアタックで得点を重ね、15-11からは石川のスパイクとサービスエースなどで再び3連続得点。終盤は相手ミスが重なったことも味方し、日本がセットを先取した。

 

 第2セット、8-7から小野寺のクイックとサービスエース、石川のスパイクで3 連続得点、12-10からも西田のスパイクなど 3 連続得点で日本はイランを引き離した。だが、19-14から相手のクイックなどで徐々に点差を詰められると、23-21 からも連続失点で同点に追いつかれた。ジュースにもつれ込み26-25としたが、イランのブロックに捕まるなど決定打を欠いた日本。逆転されてこのセットを落とした。

 

 第3セット、序盤から福澤が得点を重ねると、7-4からは西田が2本連続でサービスエースを決めて流れを引き寄せる。日本は、12-7、15-8からそれぞれ3連続得点をあげると、相手のサーブミスも重なりリードしたまま終盤へ。22-13から途中出場の大竹壱青が2連続得点、最後は同じく途中出場の山内晶大がブロックを決めてこのセットを奪取した。

 

 第4セット、山内がそのままスタートからコートへ。サイドアウトの応酬が続く中、12-10から西田が連続でブロックに捕まり同点とされる。それでも14-14から西田と石川が得点を重ね、その後も石川がブロックを決めるなど、イランの追撃を食い止める。終盤には、福澤のスパイクや石川のバックアタックで得点を加えた日本は、最後は西田と山内による連続得点でセットを獲得。今年のネーションズリーグではストレートで敗れた相手にリベンジを果たし、男子日本代表にとって大会初となる5連勝をあげた。

                  

試合結果>

日本 3(25-16,26-28,25-13,25-21)1 イラン

 

<ベンチ入りメンバー14人>

※氏名(所属)/身長/ポジション

3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター

 大竹壱青(パナソニックパンサーズ)/201センチ/オポジット

5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター

6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー

 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ)/186センチ/アウトサイドヒッター

10 古賀太一郎(ウルフドックス名古屋)/170センチ/リベロ

11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット

12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター

13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター

14 石川祐希(キオエネ・パドバ)/191センチ/アウトサイドヒッター

15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー

16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー

20 小野寺太志(JTサンダーズ広島)/201センチ/ミドルブロッカー

22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ

監督:中垣内祐一(公益財団法人日本バレーボール協会)

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