【東海インターハイ】男子大会/市立尼崎高(兵庫) 魂の日本一
- 高校生
- 2018.07.31
男子優勝:市立尼崎高(兵庫)『“魂”では負けない。その思いが初の日本一へとつながった』
市立尼崎高 3(25-21,35-33,22-25,14-25,22-20)2 洛南高
市立尼崎高(兵庫)が悲願の初優勝で幕を閉じた『全国高等学校総合体育大会』(東海インターハイ)男子大会。決勝戦の市立尼崎高vs.洛南高(京都)のフルセットに及んだ大接戦は会場を大いに沸かせた。
その熱戦の一つ前、準決勝で市立尼崎高が戦ったのは、2年生エース水町泰杜を擁する昨年のインターハイ王者・鎮西高(熊本)だ。勝負はフルセットにもつれ込んだが、軍配は市立尼崎高に上がった。
試合後、藤原和典監督は、鎮西高の畑野久雄監督から「こんなチャンス、なかなかないぞ」と声をかけられたという。全国大会の決勝戦にたどり着くことは、容易ではない。監督歴45年と長きにわたりバレーボールの指導にあたる畑野監督だからこそ、重みのある言葉ともいえるだろう。
日本一まで、あと1勝――。
本来であれば、プレッシャーを感じずにはいられない勝負。だが、市立尼崎高には気負いはなかった。何より、“決勝戦の雰囲気を知らない”ため、守りに入らず、開き直って試合に臨めた。その結果、セットを取られても、フルセットにもつれ込んでも、焦らず気持ちを一つにして戦えた。
悲願の日本一にたどり着いた藤原監督
「“魂”では負けない。毎日地道にコツコツ積み重ねてきたものがやっと実を結びました。バレーボールと真摯に向き合って頑張ってきたので、多少のよくないプレーも仕方ないな(笑) と、バレーボールの神様がほほえんでくれたのだと思います」(藤原監督)
“強い”と言われ続けてきたが、なかなかつかめなかった全国の頂点。本気でボールを追い、本気で悔しがり、本気で喜びあった。その姿勢が、“市立尼崎・初優勝”へとつながったのであった。
応援席へ笑顔を見せる市立尼崎高の選手たち
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