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春高2025

【むさしの国VB大会】新チームが練習の成果を発揮

  • 中学生
  • 2018.08.18

■石神井西中 “さわやか素人軍団”の実戦デビュー

 この春に、全日本中学生選抜でスタッフを務めた古賀旭先生が赴任したことをきっかけに、男子バレーボール部が誕生した石神井西中。経験者はおらず、1年生の部員7人の競技歴は半年にも満たない。サーブレシーブもまだ不安定で、コンビはおろか、3本で返すこともままならない。

 それでも、1点が入れば、エンドラインにむかって猛然とダッシュし、喜びを爆発させる。試合後の挨拶も清々しい。“さわやか素人軍団”が今大会で初めての実戦デビューを飾った。

 「緊張しましたが、楽しかったです」とセッターの小山泰知(1年)は笑顔。予選グループ戦は2試合を戦い、それぞれ東村山四中に0−2(14-25,17-25)、サレジオ学院中に0−2(12-25,17-25)だったが、主将の葛田陸生(1年)は「17点を取れたことは自信になりました」と得意げだ。

 「楽しい、もっとうまくなりたい。そう思ってほしい」と古賀先生は新設チームを指導する。この日、サーブでラインを踏んでしまう失敗が見られたが、「3年分、踏んでおくんだ!! 2年生になってからだと承知しないぞ」と、ユーモアを交えた声がけ。選手たちがその場で地団駄を踏んでみせるところに、雰囲気の良さが伺えた。

 「狙ったところにサーブが打てるようになりたい」と葛田が言えば、小山も「レフトへきれいにトスを上げられるようになりたい」と意欲的。競技歴ゼロから、目指すは『関東大会出場』。この夏の経験は、夢への思いをさらに強めたことだろう。

 

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