『平成30年度 第48回全日本中学校選手権大会』(松江全中)は、8月22日(水)に松江市総合体育館、鹿島総合体育館にて予選グループ戦が行われた。
大会3連覇を狙う金蘭会中(手前)
シーズンの集大成に挑む男女計72チームは、それぞれの思いを胸にコート上で力の限りを尽くす。どの試合も白熱したものになった。
男子・東出雲中(奥)
女子・安来一中(手前)
開催地の島根県代表の男子・東出雲中と女子・安来一中は、地元の大声援を受けプレーした。
予選グループ戦が終了したのちに、決勝トーナメントの抽選会が実施。女子は前年度優勝校の金蘭会中(大阪)や、八王子実践中と北沢中の東京勢、北信越を制した福井工大附福井中(福井)ら有力チームが軒並み名前を連ねる山(Aコート)が注目。
男子も昇陽中(大阪)、袋井中(静岡)、高川学園中(山口)、駿台学園中(東京)、中之口中(新潟)の山(Iコート)がまさに死のトーナメント。くぐり抜ける学校は、果たして!?
▼次ページにて、男子会場で起きたアップセットをフィーチャー!!
■袋井中(静岡)が“絶対王者”駿台学園中(東京)を撃破
駿台学園中(手前)のブロックを攻略する袋井中(奥)の前嶋主将
アップセットだ。袋井中(静岡)が駿台学園中(東京)を2−1(29-31,25-20,26-24)で下した。
今春の東西交流杯で対戦したものの、その際には駿台学園中が圧倒していた。それだけに試合後、袋井中の前嶋悠仁主将は「正直、怖さはありました。ですが、出し切るつもりで、楽しくプレーができました」と驚きと興奮と、そして喜びの表情。最高の形での予選グループ戦突破に、松山侑樹監督は「自分たちもできるぞ、と自信を持って、次の一戦一戦に臨みたいですね」と語った。
対する駿台学園中は、袋井中のディフェンスに苦しんだ。それでも、敗者復活戦では東出雲中(島根)に勝利し、リスタート。海川博文監督は「(2試合目で)ようやく自分たちの姿が出せた」と語ることから、決勝トーナメントからの巻き返しに注目だ。“絶対王者”たる所以が、見られるか。
なお、死のトーナメントに入った両校だが、互いに勝ち進めば準々決勝でぶつかり合うことになる。