【男子世界バレー】スロベニア、オランダが劇的勝利
- 海外
- 2018.09.16
各グループごとの、9月15日の結果は以下のとおり。
■A組(イタリア,アルゼンチン,日本,ベルギー,スロベニア,ドミニカ共和国)
アルゼンチンとの激闘を制し、喜びを爆発させるイタリア
〇スロベニア 3(22-25,21-25,25-19,25-23,15-13)2 ベルギー●
〇イタリア 3(22-25,25-15,25-23,28-26)1 アルゼンチン●
スロベニアがFIVBランキングでは格上のベルギーに対し、2セットダウンからの逆転勝ちを収めた。アレン・シュケットが両チーム通じて最多21得点の活躍。選手たちの口からは、「素晴らしい勝利だ!!」と歓喜の声が聞こえた。これで3連勝のスロベニアは、波に乗っている。
イタリアはアルゼンチンとの大一番に。第1セットこそ落としたが、オスマニー・ユアントレーナが23得点の大暴れ。イバン・ザイツェフが20得点、ダニエレ・マッツォーネが3本のサービスエースを決めるなど、総攻撃を仕掛け逆転勝利を収めた。
■B組(ブラジル,カナダ,フランス,エジプト,中国,オランダ)
劇的勝利に歓喜するオランダ(写真:FIVB)
〇オランダ 3(21-25,25-20,25-20,25-21)1 ブラジル●
〇カナダ 3(25-22,25-19,21-25,25-23)1 中国 ●
B組中でFIVBランキング最下位のオランダ(25位)が、ランキングトップのブラジルを撃破した。第1セットこそブラジルがドウグラス・ソウザの活躍で奪ったが、第2セット以降はオランダがミスのない試合運びを展開。このアップセットを皮切りに、“フライング・ダッチマン”たちはさらなる飛躍を遂げられるか。
カナダはジョン・ペリン主将が26得点を挙げ、チームを3連勝に導いた。残り2戦の相手はブラジル、フランス。ペリンは「今日のように戦い、勝利することができれば、この上ない幸せだろうね」と意気込んだ。
■C組(アメリカ,ロシア,セルビア,オーストラリア,チュニジア,カメルーン)
セルビアのポイントゲッター、コバチェビッチ(コート奥/写真:FIVB)
〇アメリカ 3(25-23,20-25,25-23,25-20)1 ロシア●
〇セルビア 3(20-25,25-20,25-21,25-20)1チュニジア ●
アメリカはアーロン・ラッセルが両チーム通じて最多17得点をマーク。白熱したゲーム展開に、よもや3試合連続のフルセットの気配も漂ったが、第4セットで勝ち切った。
セルビアは第1セットで主力メンバーを温存するが、それが裏目となり、チュニジアに先取される。「私の采配ミスだ」とニコラ・グルビッチ監督は試合後に語った。第2セット以降はセッターのニコラ・ヨボビッチがウロシュ・コバチェビッチ、ドラジェン・ルブリッチらアタッカー陣を操り、勝利を収めた。
■D組(ブルガリア,ポーランド,イラン,キューバ,フィンランド,プエルトリコ)
ポーランドの前衛で存在感を放つマテウシュ・ビエニエク(コート奥右/写真:FIVB)
〇ポーランド 3(25-20,26-28,25-16,25-15)1 フィンランド●
〇イラン 3(17-25,25-18,25-22,25-19)1 キューバ ●
ポーランドは無傷の3連勝を飾ったが、フィタル・ヘイネン監督は「ストレート勝ちがプランだった以上、満足はしていません」と試合後にコメント。ミハウ・クビアク主将は「今日は今日で、やり遂げた、ということ。次のイラン戦が楽しみです」と次戦に目を向けた。
イランは、イゴル・コルコビッチ監督が「若くて経験も浅いが、身体能力に優れ、レベルが高い」と語っていたキューバと対戦。その警戒心は悪い方向に的中し、第1セットを落としたが、アミル・ガフールやセイエドムハンマド・ムーサビエラギら、経験豊富な選手たちが勝利に導いた。
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