イタリア・ブルガリアで開催されている『男子世界バレー2018』。現地9月17日は第1次ラウンドの各グループ戦が行われた。全組で2チームは全日程を終了。18日に第1次ラウンドは決着する。
ポーランド(奥)はイランとの全勝対決に勝利(写真:FIVB)
各グループごとの、9月17日の結果は以下のとおり。
■A組(イタリア,アルゼンチン,日本,ベルギー,スロベニア,ドミニカ共和国)
激闘を制したアルゼンチン(奥)は日本を最終戦を戦う(写真:FIVB)
〇アルゼンチン 3(25-18,22-25,27-29,25-17,15-13)2 スロベニア●
〇ベルギー 3(25-18,25-13,25-17)0 ドミニカ共和国●
この試合で負けると状況が厳しくなるアルゼンチンは、全勝のスロベニアと最後まで息を尽くせぬ激闘を繰り広げた。アルゼンチンのジュリオ・ベラスコ監督は「両者がよく戦った、美しい試合だった」と喜ぶとともに、「明日はまた違う、タフなゲームに臨まねば」と日本との最終戦をにらんだ。
すでに第1次ラウンド突破を決めていたベルギーは、最終戦で主力を温存し、控えメンバーに経験を積ませた。その上でしっかりと勝利し、アンドレ・アナスタージ監督は「とくにケガ人もおらず、第2次ラウンドにいけますね」と語った。
■B組(ブラジル,カナダ,フランス,エジプト,中国,オランダ)
ブラジルはバラセ・デソウザ(左端)が大暴れ(写真:FIVB)
〇ブラジル 3(25-22,19-25,25-23,25-18)1 カナダ●
〇オランダ 3(25-18,25-21,23-25,25-16)1 エジプト ●
前戦でオランダに衝撃的な敗戦を喫したブラジルは、これまで全勝のカナダと対決。エースのバラセ・デソウザが24得点、ドウグラス・デソウザが15得点をあげ、勝利を収めた。ブルーノ・レゼンデ主将は「カナダがとてもいいチームだとはわかっていたが、私たちはしっかりとしたディフェンスシステムで対応した」と勝因を語った。
今大会でもっともセンセーショナルな存在となったオランダは、第1次ラウンド最終戦でエジプトに勝利し、4勝1敗の成績で終えた。
■C組(アメリカ,ロシア,セルビア,オーストラリア,チュニジア,カメルーン)
カメルーン(コート奥)はロシアの巨大な壁を打ち破れず(写真:FIVB)
〇ロシア 3(25-16,30-28,25-15)0 カメルーン●
〇オーストラリア 3(16-25,25-17,25-19,25-16)1チュニジア ●
ロシアは第2セットは控えメンバーで臨み、そこから途中出場したオポジットのビクトル・ポレタエフがチーム最多13得点をあげ、カメルーンに勝ち切った。第1次ラウンド最終戦でロシアはセルビアとの3勝1敗どうしの対戦をむかえる。
オーストラリアは最後のチュニジアに勝利し、2勝3敗で第1次ラウンドを終えた。これで0勝4敗のチュニジアは最終戦で強敵アメリカに挑む。
■D組(ブルガリア,ポーランド,イラン,キューバ,フィンランド,プエルトリコ)
最終戦で待望の白星をあげたキューバは笑顔(写真:FIVB)
〇キューバ 3(25-15,22-25,25-21,25-17)1 プエルトリコ●
〇ポーランド 3(25-21,25-20,25-22)0 イラン●
これまで全敗どうしの“中南米決戦”はキューバがオポジットのミゲル・スアレスが31得点と、チームを牽引し、白星で大会を締めくくった。
一方で全勝どうしの対決は、ポーランドがミハウ・クビアク主将の活躍もあり、勝利。最終戦は開催国ブルガリアの一戦となるが、バルトシュ・クレクは「願わくば、明日もたくさんのファンに会場にきてほしいな。ブルガリアの応援はすごいから」とコメントした。
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