ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。男子世界クラブ選手権がポーランドにて閉幕した直後、こちらは第10節が行われました。全日本の石川祐希選手が所属するシエナは最下位のグロッテを相手に、今季2勝目をあげました!(Photo:Legavolley.it)
■石川3本のブロックポイント。シエナ2連勝でグロッテを突き放す
[MATCH OF THE ROUND]
◆シエナ 3(30-28,25-23,21-25,25-21)1 グロッテ
前節でミラノを破り今季初勝利を挙げたシエナは、こちら未勝利のグロッテと対戦。フェルナンド・エルナンデスが30得点、全日本の石川祐希が3本のブロックポイントを含む15得点をマーク。第1セットをデュースの末に獲得し、第3セットこそ奪われたが、2連勝を果たした。
対するグロッテは、ポイントゲッターのモジダバ・ミルザジャンプール(イラン)が最多17得点と気を吐いたが、開幕9連敗となった。
今シーズン3度目の“30得点越え”を果たしたエルナンデス(奥)はシエナの大エース
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◆ペルージャ 3(25-11,26-24,25-18)0 ラヴェンナ
ブレイク中のカミル・リチリッチ(ルクセンブルク)を擁するラヴェンナは首位のペルージャに挑戦。が、壁は厚かった。ペルージャはウィルフレド・レオン(元キューバ)が5本のサービスエースをあげるなど圧倒。レオンが17得点。アレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が13得点をマークした。
◆パドヴァ 3(25-16,20-25,25-19,25-15)1 ヴェローナ
ヴェローナはステファン・ボワイエ(フランス)が16得点、セバスチャン・ソレ(アルゼンチン)が5本のブロックポイントをあげるも、いま一つ。モーリス・トレス(プエルトリコ)が21得点をあげたパドヴァに敗れ、3連敗を喫した。
ボワイエ(奥)はナショナルチームでも存在感を増しているアタッカーだ
◆モデナ 3(25-23,25-23,27-25)0 モンツァ
前節でペルージャから劇的勝利を奪ったモンツァは続いてモデナと対戦。下克上の狼煙(のろし)を…、とさせないのは名門の意地。各セットこと競り合うも、モデナがしっかりとストレートで勝利した。イバン・ザイツェフ(イタリア)が両チーム通じて最多21得点をあげて、モデナは2連勝。
ザイツェフ(イタリア)、目の前の3枚ブロックは見慣れた光景??
◆ソラ 3(23-25,25-18,23-25,25-23,15-11)2 ヴァレンティア
シーソーゲームは、ホア・ラファエレ(ブラジル)が最多22得点をあげたソラに軍配。ヴァレンティアはモハメド・アルハクダディ(イラン)が32得点も2連敗。負け星が先行している。
ラファエレ(手前)は攻撃面でチームを牽引する
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round10<※12/2>終了時)》
1 ペルージャ 9勝1敗(勝ち点28)-
2 モデナ 8勝2敗(勝ち点24)▲
3 ルーベ 8勝1敗(勝ち点21)▼
4 トレンティーノ 7勝2敗(勝ち点21)-
5 ラヴェンナ 5勝5敗(勝ち点15)-
6 ミラノ 4勝5敗(勝ち点15)-
7 モンツァ 5勝5敗(勝ち点15)-
8 パドヴァ 4勝6敗(勝ち点12)▲
9 ヴェローナ 4勝5敗(勝ち点11)-
10 ラティーナ 4勝5敗(勝ち点10)▼
11 ソラ 4勝6敗(勝ち点10)▲
12 ヴァレンティア 3勝7敗(勝ち点10)▼
13 シエナ 2勝8敗(勝ち点8)-
14 グロッテ 0勝9敗(勝ち点2)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移