12月9日(日)に佐賀県総合体育館(佐賀)にて行われたV.LEAGUE DIVISION1女子大会、岡山シーガルズ対トヨタ車体クインシーズ戦で偉大な記録が誕生。岡山シーガルズ所属の山口舞選手が通算出場記録を「1304セット」とし、これまで杉山祥子さん(元NECレッドロケッツ)が、持っていた記録を1セット更新した。
コートインタビュー中の山口選手
山口選手は第8回Vリーグで岡山シーガルズに入団。2001年12月24日のNECレッドロケッツ戦で初出場を果たして以来、約17年で達成した記録となる。
試合後に行われた会見で山口選手は「正直、記録を達成できたという実感はありません。自分がここまで長い間頑張ってこられたのは、監督や若い時にやりやすい環境を作ってくださった先輩方など本当にたくさんの方が支えてくださったから。いろんな方の思いがあっての記録だと思っています」と、感謝の言葉を口にした。
コート上でのインタビュー中に、思わず涙がこぼれたというセッターの宮下選手は「厳しいことがあっても、その姿勢や強い思いでチームを引っ張ってくださる。みんなユメさん(山口選手)の背中をみてしっかりついて行くので、今日のようないい思いが、今回のリーグが終わった時にもう一度味わえるようにしっかり頑張りたいと思います。本当におめでとうございました」と、祝福した。
この日の試合前、記録達成が近づいていることを選手たちにミーティングで話したという河本監督は「勝ってもらったほうが絵になるなあと思っていたのですが、選手たちに話したことがいい刺激になったのかもしれません。
入団以来、決して高くはない身長でセンターエースをずっとやっていた。レシーブもしブロックもし攻撃もする。まるで、広島カープの鉄人、衣笠選手のよう。自身の心のあり方をびしっとすれば長続きするし、今回のように、皆さんに祝福されるようなプレゼントを受けられるんですね。
山口自身、引退を考えたときもあったのですが、降格した時期と重なり、責任を感じて頑張ってくれた。そういう本人の思いがありましたし、小さな選手がたいへんなポジションをやり抜いたという点では、若手のいい見本になるのではないかと思います」と、チームを長年支え続けた愛弟子の偉業達成に感慨深げだった。
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