本誌『月刊バレーボール』10月号からスタートした連載企画『道場 鉄の根性』。監督として4度の日本一にチームを導いた中学バレーボール界のカリスマ指導者、日笠智之先生による技術・指導論が誌面で展開されている。
今回は、その出張版企画をホームページでお届け!! 11月下旬に、日笠先生が栃木県の強化練習会を訪れた。(写真・記事提供:栃木県中体連バレーボール専門部)
~栃木県中学生男子U-13/U-14強化練習会~
栃木県の男子中学生を対象にした第2回強化練習会が11月23日(金・祝)に宇都宮市立陽南中学校で開催された。8月の第1回練習会に引き続き指導にあたった日笠先生は、前回から「ブリッジ」や「逆立ち」ができるようになった選手たちが増えたことに感心。バレーボールを通して、人間力の向上を目指すことがいちばんの目標であることを説いた。
練習の中では『引退レシーブ』と名づけられている、「23-23」の場面を想定し、強打をどのような形でもレシーブしてボールを上げるメニューを実施。顔面にボールが来ようとも逃げずに向かっていく姿勢や、その状況での構え方などをていねいに指導した。
試合練習では、ウォッシュゲームを行った。17-17からサーブレシーブで切り返し、得点したチームのコートにすぐさまチャンスボールを入れ、連続で得点できたら1点が入るルールを採用した。サーブだけでは得点が入らないため、バレーボールの楽しさやパスの大切さを、ゲームの中で体験できたようだった。
この日、練習に励む中学生たちはもちろん、指導者たちもこの機会に学ぼうと熱心に向き合っていた様子だった。最後に日笠先生は「みんなは一緒に練習した仲間だ。次に会えるのは、2年生は9月。JOCジュニアオリンピックカップに選ばれるように、頑張れるんだ。1年生は強化選手に選ばれた24人。また、ここに選ばれるように頑張れ!」と激励の言葉を述べた。
学生プレーヤーも指導者も必見
『道場 鉄の根性』は本誌にて連載中!!
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