中学生世代の集大成、『JOCジュニアオリンピックカップ第32回全国都道府県対抗中学バレーボール大会』が12月28日(金)に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて大会最終日をむかえ、男子は福岡が6年ぶり6度目、女子は12年ぶり9度目の優勝に輝いた。
■女子/高さがそろった東京が福岡を圧倒
<決勝>東京 2(25-22,25-16)0 福岡
東京都選抜
平均身長170㎝を超える東京都選抜が、その強みを生かしたパワフルな攻撃で頂点に立った。指揮した天野嘉之監督は「東京都として長身選手を積極的に選出する、その方針は変えずに臨みました。その上で結果を出すことができてうれしいです」と語った。主将の廣田あい(文京学院大女中)が攻守で体を張ったプレーを見せ、チームを牽引。選抜にてセッターに挑戦した永井いづみ(共栄学園中)が、高さある攻撃陣にしっかりとボールを配球した。
対する福岡県選抜は、絶対的エース佐村真唯(上毛中)や折立湖雪(千代中)を攻撃の中心に据える一方で、粘り強さを最大限に発揮した。主将の南陽菜(福岡女学院中)は「出し切ることができました」と晴れやかな表情を浮かべた。
福岡県選抜
【女子最終結果】優勝:東京/準優勝:福岡/3位:福井、愛媛
■男子/勢いを手にした福岡が長崎に逆転勝利
<決勝>福岡 2(17-25,25-23,25-23)1 長崎
福岡県選抜
福岡県選抜は第1セットこそ奪われたものの、攻めの姿勢を貫いた。セッターの近藤蘭丸(板櫃中)が、決定力の高い川波颯(三輪中)や多彩なアタックセンスが光る山田美雄(遠賀中)を操った。何よりチームを象徴する“元気のよさ”を大一番で最大限に爆発させ、頂点に立った。「いい雰囲気で戦えるように、チームの状態を引き上げました」と相部保彦監督は勝因を語った。
対する長崎県選抜は、チームの大黒柱である入来晃徳(広田中)や吉村海人(日宇中)が最後までボールを打ち切り、牽引した。堀切大輔監督は「選手たちはあきらめずに、力を出しました。悔しさはあるでしょうが、いい2位かなと思います」と健闘をたたえた。
長崎県選抜
【男子最終結果】優勝:福岡/準優勝:長崎/3位:愛媛、宮崎
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