ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第19節では石川祐希選手が所属するシエナがヴェローナと対戦! まずは、その模様をお届け(Photo:Legavolley.it)
■石川がチーム最多得点!! だが、白星は遠く…、シエナは8連敗
[MATCH OF THE ROUND]
◆ヴェローナ 3(25-22,25-20,22-25,25-22)1 シエナ
ヴェローナのホームに乗り込んでの一戦で、シエナでプレーする石川祐希が3本のサービスエース、2本のブロックポイントを含むチーム最多19得点をマーク。大黒柱のフェルナンド・エルナンデス(キューバ)、途中加入したクリスティアン・サバーニ(イタリア)が16得点とそれぞれ続く中、チームをリードした。
だが、各セットの終盤で引き離したヴェローナが勝利。セバスティアン・ソレ(アルゼンチン)が4本のブロックポイントを含む15得点をあげた。ヴェローナは3連勝、一方のシエナはこれで8連敗となった。
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◆モデナ 3(33-35,25-23,25-16,23-25,22-20)2 パドヴァ
3連勝と勢いに乗るパドヴァは第1セットからモデナを相手に攻め立てる。30点を超えるジュースを制し、セットを先取。アルベルト・ポロ(イタリア)が5本のブロックポイント、ヤシン・ルアティ(フランス)が4本のサービスエースを含む最多26得点、モーリス・トレス(プエルトリコ)が20得点と続いた。フルセットの最終セットもジュースにもつれ込んだ大接戦は結果、エースのイバン・ザイツェフ(イタリア)が25得点をマークしたモデナが制した。
◆トレンティーノ 3(25-17,18-25,25-23,25-22)1 ラティーナ
前節で13試合ぶりに黒星を喫したトレンティーノだが、ラティーナを相手にアーロン・ラッセル(アメリカ)が3本のサービスエースを含む19得点をあげて勝利。ラティーナはシュテルン・トンチェク(スロベニア)が15得点と奮闘した。
◆ラヴェンナ 3(20-25,25-18,30-28,25-19)1 グロッテ
ポイントゲッターのレナン・ブイアッチ(ブラジル)が4本のサービスエース、3本のブロックポイントを含む29得点(2試合連続!)をあげたグロッテ。第1セットを先取、第3セットもジュースに持ち込んだが…、白星は遠く。カミル・リチリッチ(ルクセンブルク)が25得点をあげたラヴェンナに軍配。
◆ルーベ 3(25-21,25-16,25-18)0 モンツァ
前節でトレンティーノから勝利したルーベは今節でオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)、ロベルランデイ・シモン(キューバ)を温存。ジリ・コバル(イタリア)やドラガン・スタンコビッチ(セルビア)ら経験豊富な選手が代わりに入り、完勝を収めた。ちなみに、この試合の3日前に実施されたコッパ・イタリアでも両チームは対戦しており、ルーベが3−2で勝利していた。
◆ペルージャ 3(25-17,25-20,25-20)0 ヴァレンティア
アレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)やウィルフレド・レオン(元キューバ)らアタッカー陣は健在で、今節でストレート勝利を収め、3連勝。世界トップクラスのアタッカーを操る司令塔、ルチアノ・デセッコ(アルゼンチン)がこの試合でMVPに選ばれた。
◆ミラノ 3(21-25,16-25,25-15,25-18,15-12)2 ソラ
5連勝中のミラノは2セットダウンからの逆転勝利! ニミル・アブデルアジズ(オランダ)が4本のサービスエースを含む21得点、トレボール・クレブノ(フランス)が20得点と続いた。ドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)が27得点と気を吐いたソラだったが、5連敗と抜け出せずにいる。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round19終了時)》
1 ペルージャ 16勝3敗(勝ち点48)-
2 トレンティーノ 16勝3敗(勝ち点47)-
3 ルーべ 16勝3敗(勝ち点44)-
4 モデナ 15勝4敗(勝ち点42)-
5 ミラノ 12勝7敗(勝ち点36)-
6 ヴェローナ 11勝8敗(勝ち点32)-
7 パドヴァ 9勝10敗(勝ち点27)-
8 モンツァ 8勝10敗(勝ち点24)-
9 ラヴェンナ 8勝11敗(勝ち点23)-
10 ヴァレンティア 6勝12敗(勝ち点19)-
11 ラティーナ 7勝12敗(勝ち点18)-
12 ソラ 5勝13敗(勝ち点16)-
13 シエナ 2勝16敗(勝ち点11)-
14 グロッテ 0勝19敗(勝ち点6)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移