ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。リーグ戦後半も大詰めをむかえ、これまで今季未勝利のグロッテがついに! ついに! 初白星をあげました。その試合の様子から(Photo:Legavolley.it)
■薄氷の勝利はシーズン1勝目。グロッテがラティーナを下す
[MATCH OF THE ROUND]
◆グロッテ 3(25-23,28-26,15-25,19-25,17-15)2 ラティーナ
開幕から黒星が続くこと21試合、今季未勝利のグロッテはこの試合でまずは2セットを連取する。初勝利に王手をかけたが、ラティーナが第2セットからスタメンに入ったスワン・ヌガペト(フランス)の活躍もあり反撃。第3、4セットをラティーナが奪い、試合はフルセットにもつれる。
グロッテは今季、フルセットは7度経験しているが、もちろん勝ち星はなし。さぁ、8度目の正直を…、ジュースの末に達成! この試合ではウォダルシェク・ボジェック(ポーランド)が4本のブロックポイントを含む24得点、エイダン・ジンゲル(オーストラリア)が20得点と健闘し、チームに待望の白星をもたらした。
◆モデナ 3(22-25,25-18,25-18,25-20)1 ヴァレンティア
マイカ・クリステンソン(アメリカ)離脱のショックから立ち直りたいモデナはエースのイバン・ザイツェフ(イタリア)が両チーム通じて最多26得点の活躍を見せた。
◆ラヴェンナ 1(20-25,22-25,25-22,20-25)3 ソラ
ドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)が4本のサービスエースを含む25得点をあげたソラが前半戦黒星の借りを返した。ラヴェンナはジグザグ行進が続いている。
◆トレンティーノ 3(25-23,25-18,25-16)0 パドヴァ
前節でヴェローナに敗れたトレンティーノは仕切り直しのストレート勝ち。ウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)が3本のサービスエース、4本のブロックポイントを含む16得点をあげて牽引した。
◆ヴェローナ 0(24-26,15-25,19-25)3 ミラノ
一方、前節で金星をあげたヴェローナだったが…。スティーブン・マー(カナダ)が5本のブロックをあげたミラノに跳ね返された。ミラノは後半戦いまだ無敗。
◆モンツァ 0(22-25,20-25,20-25)3 ペルージャ
首位を走るペルージャはファビオ・リッチ(イタリア)が5本のブロックポイント、ウィルフレド・レオン(元キューバ)が3本のサービスエース、そしてアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が16得点をあげて、モンツァを一蹴。連勝を6に伸ばした。
◆シエナ 1(13-25,20-25,28-26,21-25)3 ルーベ
強敵ルーベを相手にシエナは第3セットこそジュースの末に奪うも、12連敗。シエナの石川祐希はチーム最多17得点と気を吐いた。ルーベはオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が23得点をマーク。
≪セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round22終了時)≫
1 ペルージャ 19勝3敗(勝ち点57)-
2 トレンティーノ 18勝4敗(勝ち点54)-
3 ルーベ 19勝3敗(勝ち点53)-
4 モデナ 16勝6敗(勝ち点45)-
5 ミラノ 15勝7敗(勝ち点45)-
6 ヴェローナ 13勝9敗(勝ち点37)-
7 パドヴァ 11勝11敗(勝ち点32)-
8 モンツァ 10勝12敗(勝ち点30)-
9 ラヴェンナ 9勝13敗(勝ち点25)-
10 ラティーナ 8勝14敗(勝ち点23)-
11 ソラ 7勝15敗(勝ち点21)-
12 ヴァレンティア 6勝16敗(勝ち点19)-
13 シエナ 2勝20敗(勝ち点13)-
14 グロッテ 1勝21敗(勝ち点8)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移