ボンジョールノ！ 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。レギュラーシーズンも残り３節。下位２チームは自動降格となるため、石川祐希が所属するシエナもサバイバルに挑んでいます（前節終了時点で１４チーム中１３位）。今節で名門モデナとの一戦に臨みました（Photo：Legavolley.it）
■モデナを相手にフルセットへ持ち込む大健闘を見せるもシエナ敗北
[MATCH OF THE ROUND]
◆モデナ ３（25-14,25-19,27-29,28-30,15-9）２ シエナ
１部リーグ残留のためには一つでも勝ち星がほしいシエナは、ホームにモデナを迎えての一戦。第１セット、第２セットと点差を離されて奪われるも、第３セットからはフィリポ・ベドボット（イタリア）に変えてクリスティアン・サバーニ（イタリア）を石川の対角に投入。２セット続けてジュースを制し、フルセットに持ち込む。だが、最終セットは序盤からモデナにリードを許し、追撃及ばず。逆転勝利とはならなかった。シエナはフェルナンド・エルナンデス（キューバ）が最多２２得点、石川は１６得点だった。
対するモデナは、エースのイバン・ザイツェフ（イタリア）が９本（！）のサービスエースを含む３０得点をマークし、正セッター離脱後も連敗をまぬがれた。なお、今節を前に契約したケバン・ティリ（フランス）は第４、第５セットに途中出場を果たしている。
◆ルーベ ３（25-23,23-25,27-25,25-21）１ ミラノ
プレーオフに向けて弾みをつけたいチームどうしの一戦は、ルーベがロベルランディ・シモンの１４得点（うち３本のサービスエースに、３本のブロックポイント）と攻守でリードし、７連勝。対するミラノはここにきて２連敗を喫している。
◆トレンティーノ ３（25-23,25-17,25-22）０ ラヴェンナ
ウロシュ・コバチェビッチ（セルビア）が１６得点、ロレンツォ・コダリン（イタリア）が４本のブロックポイントをあげたトレンティーノが勝利し３連勝。ラヴェンナは３連敗。
◆ペルージャ ３（25-19,25-18,25-22）０ パドヴァ
絶好調の首位ペルージャは、４試合連続でストレート勝利。ウィルフレド・レオンが６本のサービスエースを含む２１得点をあげ、２試合連続でMVPに輝いた。
◆ソラ ２（25-21,25-19,22-25,23-25,15-17）３ ラティーナ
３連敗中のラティーナは登録選手１３人中１１人をコートに送り出す総力戦で２セットダウンから逆転勝ち。シュテルン・トンチェク（スロベニア）が４本のブロックポイントを含む１４得点をマークした。ソラはドゥシャン・ペトコビッチ（セルビア）が３１得点を気を吐いた。
◆ヴェローナ ３（25-21,25-16,25-15）０ ヴァレンティア
２連敗中のヴェローナはステファン・ボワイエ（フランス）が７本のサービエースを含む１９得点の活躍を見せて連敗をストップ。アイモネ・アレッティ（イタリア）が４本のブロックポイントでヴァレンティアを封じ込めた。
◆モンツァ ３（23-25,25-15,25-19,26-24）１ グロッテ
前節でモデナに勝利したモンツァはドノバン・ドザボロノク（チェコ）が７本のサービエースを含む２８得点を挙げて、グロッテから逆転勝利。プレーオフへ勢いに乗っている。
≪セリエA男子 レギュラーシーズン順位（round24終了時）≫
１ ペルージャ ２１勝３敗（勝ち点63）-
２ トレンティーノ ２０勝４敗（勝ち点60）-
３ ルーベ ２１勝３敗（勝ち点59）-
４ モデナ １７勝７敗（勝ち点47）-
５ ミラノ １５勝９敗（勝ち点45）-
６ ヴェローナ １４勝１０敗（勝ち点40）-
７ モンツァ １２勝１２敗（勝ち点36）▲
８ パドヴァ １２勝１２敗（勝ち点35）▼
９ ラヴェンナ ９勝１５敗（勝ち点25）-
10 ラティーナ ９勝１５敗（勝ち点25）▲
11 ソラ ８勝１６敗（勝ち点25）▼
12 ヴァレンティア ６勝１８敗（勝ち点19）-
13 シエナ ２勝２２敗（勝ち点15）-
14 グロッテ ２勝２２敗（勝ち点10）-
※勝敗（勝ち点）。記号は前節からの順位推移