4月5日、イタリアのスポーツ新聞『ガゼッタ・デロ・スポルト』は2018-19セリエA男子のシーズン表彰『Trofeo Gazzetta 2019(ガゼッタ・トロフィー2019)』を発表。ペルージャのウィルフレド・レオン(元キューバ)とトレンティーノのウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)が受賞した。
この賞は、ピンク色の紙でお馴染みのスポーツ新聞『ガゼッタ・デロ・スポルト』を代表するジャーナリスト、カルロ・ゴッビ氏によって1973年に設立され、レギュラーシーズンのベストプレーヤーを表彰するもの。各試合ごとに選手たちに振られた評点の合計によって選定され、今シーズンは史上初めて、2人が同数を獲得する“ダブル受賞”を果たすことになった。
ウィルフレド・レオンは元キューバ代表で活躍し、今シーズンからペルージャに移籍加入。最高到達点350㎝からのスパイクと、強烈なジャンプサーブを繰り出し、チームをレギュラーシーズン首位通過とコッパ・イタリア制覇に大きく貢献した。
ウロシュ・コバチェビッチはセルビア代表のアウトサイドヒッターとして、ナショナルチームではアレクサンダル・アタナシエビッチやマルコ・イボビッチらとアタッカー陣を形成。サウスポーながら、サイドを問わずにコースを打ち分け、得点を量産する。昨年末には世界クラブ選手権の優勝を果たした。
上位からのランキングは以下のとおり。なお、シエナの石川祐希は27番目の数字だった。
『Trofeo Gazzetta 2019(ガゼッタ・トロフィー2019)』最終結果
<合計ポイント:選手名(所属/国籍)>
122:ウィルフレド・レオン(ペルージャ/元キューバ),ウロシュ・コバチェビッチ(トレンティーノ/セルビア)
101:アレクサンダル・アタナシエビッチ(ペルージャ/セルビア)
96:ドゥシャン・ペトコビッチ(ソラ/セルビア)
83:オスマニー・ユアントレーナ(ルーベ/イタリア)
79:ニミル・アブデルアジズ(ミラノ/オランダ)
78:カミル・リチリッチ(ラヴェンナ/ルクセンブルク)
75:ツベタン・ソコロフ(ルーベ/ブルガリア),ステファン・ボワイエ(ヴェローナ/フランス)
73:アーロン・ラッセル(トレンティーノ/アメリカ)
72:トレボール・クレブノ(ミラノ/フランス)
70:ホアンドリ・レアル(ルーベ/ブラジル)
67:イバン・ザイツェフ(モデナ/イタリア)
66:ルチアーノ・デセッコ(ペルージャ/アルゼンチン),フェルナンド・エルナンデス(シエナ/キューバ)
65:オレイ・プロトニスキー(モンツァ/ポーランド)
61:ドノバン・ドザボロノク(モンツァ/チェコ)
60:ドラガン・トラビカ(パドヴァ/イタリア)
59:マイカ・クリステンソン(モデナ/アメリカ)
58:ティネ・ウルナウト(モデナ/スロベニア)
57:マルコ・ポドラスチャニン(ペルージャ/セルビア)
56:モーリス・トレス(パドヴァ/プエルトリコ),ホア・ラファエレ(ソラ/ブラジル)
54:セバスティアン・ソレ(ヴェローナ/アルゼンチン)
53:スティーブン・マー(ミラノ/カナダ)
52:ルカ・ベットーリ(トレンティーノ/イタリア)
50:マテイ・カジースキ(ヴェローナ/ブルガリア),シモーネ・ジャネッリ(トレンティーノ/イタリア),スレチコ・リシナチ(トレンティーノ/セルビア)
48:スワン・ヌガペト(ラティーナ/フランス)
47:ロベルランディ・シモン(ルーベ/キューバ)
45:ヤシン・ルアティ(パドヴァ/フランス),サンティアゴ・オルドゥナ(モンツァ/イタリア)
44:石川祐希(シエナ/日本)
〈以下、続く〉