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黒鷲旗/ファイナリストが決定

 

 

 丸善インテックアリーナ(大阪市立中央体育館)で開催されている『第68回黒鷲旗 全日本男女選抜大会』は5日目を迎え、準決勝戦が行われた。

 女子第1試合は、JTマーヴェラスと東レアローズが激突。2018-19V.LEAGUEファイナル3の再現となった。第1セット、東レは要所でのサーブミスも続き、流れに乗れず第1セットを失うが、第2セット以降はスパイカー陣が奮起。ヤナ・クランや石川真佑を中心に得点を重ねた。JTも、田中瑞稀や橘井友香らが攻守にわたり健闘を見せたが、あと一歩及ばず。東レが粘るJTを下し、決勝戦へコマを進めた。

 

 女子第2試合、一進一退の攻防が続いた日立リヴァーレと岡山シーガルズの一戦は、フルセットへ。迎えた勝負の第5セット。岡山は金田修佳の猛打でスタートダッシュに成功する。しかし、渡邊久惠や上坂瑠子が発奮した日立が息を取り戻すと、岡山にミスが出始める。傾いた流れをきっちりとものにした日立が、2年ぶりの決勝戦進出を決めた。

 

 男子第3試合は、パナソニックパンサーズとJTサンダーズの対戦。永野健の堅実な守備から多彩な攻撃を仕掛け、パナソニックがセットを連取。後がなくなったJTは第3セット、武智洸史や八子大輔の巧みな攻撃が冴えリードする展開に。しかし、最後はミハウ・クビアクが要所でブレイクを重ね、パナソニックが逆転。白澤健児のブロックで26-24とし、連覇への道を切り開いた。

 

 男子第4試合、サントリーサンバーズと東レアローズの戦いは、ともにメンバーをフル活用しながら応戦。ドミトリー・ムセルスキーの活躍で波に乗ったサントリーが、ミドルブロッカーを絡めた攻撃を展開し東レのリズムを崩した。第4セット終盤、東レはアウン・トゥーがブレイクを重ねるも、粘り切れず。最後は、藤中謙也がスパイクとブロックで見せ場をつくり、サントリーが決勝への切符をもぎ取った。

 

 なお、明日は決勝戦が行われる。令和初のタイトルを手にするのは、果たしてどのチームだろうか。

 

【決勝戦 組み合わせ】

第一試合/女子: 東レアローズ vs日立リヴァーレ

第二試合/男子: パナソニックパンサーズ vsサントリーサンバーズ

 

4年ぶりの優勝を狙うサントリー
フルセットの死闘の末、岡山を破った日立

 

<準決勝戦 試合結果>

【第1試合】

女子:東レアローズ 322-25,25-21,25-23,25-161 JTマーヴェラス

【第2試合】

女子:日立リヴァーレ 325-21,21-25,20-25,25-17,15-102 岡山シーガルズ

【第3試合】

男子:パナソニックパンサーズ 325-16,25-19,26-240 JTサンダーズ

【第4試合】

男子:サントリーサンバーズ 325-21,25-27,25-13,25-221 東レアローズ

 

 


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