5月1日(水・祝)から丸善インテックアリーナ(大阪市立中央体育館)で開催されている『第68回黒鷲旗 全日本男女選抜大会』は、5月6日(月・振)に最終日を迎えた。令和初の黒鷲旗、決勝戦は男女ともに手に汗握る一戦となった。
女子決勝戦は、リーグ戦での雪辱を果たしたい東レアローズと日立リヴァーレの両チームが対峙。序盤こそ日立がサーブからいいリズムを作ったが、黒鷲賞(最高殊勲選手賞)を受賞したクラン・ヤナと若鷲賞(最優秀新人賞)に輝いた石川真佑ら両エースの攻撃が冴えた東レが、最後は意地を見せる。高い攻撃力で得点を重ねると、接戦をものにし9年ぶり5回目の優勝を飾った。
男子、サントリーサンバーズとパナソニックパンサーズの決勝戦は、ともに粘りの守備から多彩な攻撃を仕掛け合い、拮抗した試合展開となった。連覇を目指すパナソニックは、清水邦広やミハウ・クビアクが要所でエースの風格を見せ健闘するも、最後は、今大会にて現役引退を表明しているサントリーの米山達也が見せ場をつくった。第3セット、そして第4セットで勝利を決定づけるサービスエースを決めチームを勢いづけると、サントリーがパナソニックを下し、4年ぶり8回目の優勝を飾った。
<決勝戦 試合結果>
【第1試合】
女子:東レアローズ 3(25-23,31-29,26-24)0 日立リヴァーレ
【第2試合】
男子:サントリーサンバーズ 3(25-21,21-25,25-20,33-31)1 パナソニックパンサーズ
<特別表彰選手>
【男子】
■黒鷲賞(最高殊勲選手賞)
ドミトリー・ムセルスキー(サントリー/初)
■敢闘賞(敢闘選手賞)
清水邦広(パナソニック/2年ぶり2回目)
■若鷲賞(最優秀新人賞)
大塚達宣(早稲田大)
■ベスト6
大宅真樹(サントリー/初)
藤中謙也(サントリー/初)
ドミトリー・ムセルスキー(サントリー/初)
清水邦広(パナソニック/2年ぶり6回目)
白澤健児(パナソニック/7年ぶり2回目)
ミハウ・クビアク(パナソニック/ 3年連続3回目)
■ベストリベロ賞
永野 健(パナソニック/2年連続6回目)
【女子】
■黒鷲賞(最高殊勲選手賞)
クラン・ヤナ(東レ/初)
■敢闘賞(敢闘選手賞)
渡邊久惠(日立/初)
■若鷲賞(最優秀新人賞)
石川真佑(東レ)
■ベスト6
大野果歩(東レ/初)
クラン・ヤナ(東レ/初)
石川真佑(東レ/初)
渡邊久惠(日立/2年ぶり2回目)
上坂瑠子(日立/初)
田中瑞稀(JT/4年ぶり2回目)
■ベストリベロ賞
水杉玲奈(東レ/初)