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春高2025

ECL/ノヴァラとルーベ、イタリア男女がアベックV

  • 海外
  • 2019.05.21

 欧州クラブのナンバーワンを決める『2019CEVヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)』は現地5月18日、ベルリン(ドイツ)にて男女のファイナルが行われ、女子はノヴァラ、男子はルーベ、とイタリアのクラブがともに優勝を果たした。(Photo:CEV)

<女子ファイナル>

■シーズン3度目の“決戦”は、ヤングスーパースターのエゴヌが活躍したノヴァラに軍配

イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァラ 3(25-18, 25-17, 14-25, 25-22)1 イモコ・バレー・コネリャーノ

コート上で喜ぶノヴァラの選手たち

 2018/19シーズン、覇権争いを繰り広げてきたイタリア・セリエA女子のノヴァラとコネリャーノ。コッパ・イタリアはノヴァラがフルセットの末に勝利、続くスクデット(リーグタイトル)はコネリャーノが3勝0敗の成績で獲得した。そうして3度目の決戦、シーズン最後の戦いがこのチャンピオンズリーグ決勝の舞台となった。

 この日の主役は、いまや世界を代表するアタッカーとなった、ノヴァラのパオラ・エゴヌ(イタリア)。高い打点から強烈なスパイクを叩き込み、チームに流れをもたらす。対するコネリャーノも引き下がらず、もうあとがない第3セットは大差で奪ったが及ばず。ノヴァラは、第4セット中盤までリードを許したが、終盤で引き離し、そのまま勝利した。

堂々のMVPに輝いたエゴヌ

 MVPは最多27得点でチームを欧州女王に導いたエゴヌが受賞。ノヴァラはミシェル・バーチ-ハックリー(アメリカ)が20得点と続いた。対するコネリャーノは、アンナ・ダネージ(イタリア)が6本、ロビン・デクライフ(オランダ)が5本のブロックポイントをあげるも、エゴヌのパフォーマンスの前に屈した。

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<男子ファイナル>

■スター選手が勢揃いのファイナル。“ドリームチーム”ルーベが逆転勝ちで歓喜

ルーベ・チビタノーヴァ 3(16-25, 25-15, 25-12, 25-19)1 ゼニト・カザン

ルーベのソコロフ(右から2番目)が強烈な一打を繰り出す

 女子に続いて行われた男子のファイナルは、ロシア・スーパーリーグのゼニト・カザンと、イタリア・セリエAのルーベ・チビタノーヴァという、それぞれのリーグを代表する強豪どうしの一戦となった。そうして前年度王者のカザンは、ルーベのツベタン・ソコロフ(ブルガリア)を封じ込めるなどで、第1セットを先取する。

 マキシム・ミハイロフ(ロシア)、マシュー・アンダーソン(アメリカ)、イアルバン・ヌガペト(フランス)を擁するカザンが連覇へ好発進、と思いきや、ルーベの分厚い攻撃陣が本領を発揮した。ホアンドリ・レアル(ブラジル)が切れ味鋭いアタックを、セッターのブルーノ・レゼンデ(ブラジル)がミドルブロッカーのロベルランディ・シモン(キューバ)と阿吽の呼吸で速攻を繰り出すと、ここぞの場面でキッチリと得点を重ねたのがオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)。ルーバは第2セット以降、カザンを圧倒し、見事逆転勝利を収めた。

ユアントレーナ(左)、ドラガン・スタンコビッチ(右/セルビア)ら功労者たち

 ルーベはソコロフが最多17得点、レアルが15得点、ユアントレーナが14得点とアタッカー陣が満遍なくポイントを重ね、攻撃力で上回った。MVPに輝いたユアントレーナは、チームとともにイタリア・セリエAのスクデットとヨーロッパチャンピオンズリーグの二冠を達成した。対するカザンは、ヌガペトが3本のサービスエースを含む14得点と奮闘するも敗北。ロシア・スーパーリーグも決勝で敗れており、タイトルにあと一歩が届かない2018/19シーズンだった。

 

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