6月10日(月)、『FIVBネーションズリーグ2019女子大会』の予選ラウンド第4週・東京大会(6/11〜14)の前日記者会見が、会場の武蔵野の森スポーツプラザ(東京)で行われた。
会見では東京大会を戦う、ブラジル、日本、セルビア、タイそれぞれの監督が登壇し、大会に向けた意気込みを語った。
■ブラジル/ジョゼ・ギマラエス監督
「ネーションズリーグでは若い選手に経験を与えたいという狙いがあります。その中で、全員にチャレンジ精神を持ってほしい。8月のオリンピック予選に向けて、どのような選手がチームにふさわしいか、見極める段階にあります。いろんな選手を使うことで、来年に向けて準備をしていく。もちろんネーションズリーグではブラジルらしい戦いを、そしてベストを尽くしたいです」
■日本/中田久美監督
「ネーションズリーグに向けて、まず目的の一つである『若い選手を起用する』という点については現在、大きなケガもなく、ここ(東京大会)まで来ることができています。明日からは強いチームとの厳しい戦いが続くと思いますが、チームワークと、最後まであきらめない気持ちを持って、戦い抜きたい。平日の開催ではありますが、たくさんの方々に見にきていただけるように、いい試合、いい戦いを見せたいと思います」
■セルビア/ブランコ・コバチェビッチ監督(登録はアシスタントコーチ ※ゾラン・テルジッチ監督は別チームに帯同)
「ベルギー(第3週のコルトレイク大会)ではいい試合がたくさんできましたので、東京でもいい戦いをしたいです。今年はオリンピック予選に、ヨーロッパ選手権があるため、それらの方が優先度は高い。ですから、ネーションズリーグでは若い選手たちに経験を積ませたいと考えています。決してフルメンバーではありませんが、新しく入れた若い選手たちによるいい試合ができればと思います」
■タイ/ダナイ・スイーワチャレメータワン監督
「ネーションズリーグでは若い選手とベテラン選手を融合させ、世界の強いチームが集まる中で、ヨーロッパの高さとパワーといった経験を積ませたいと考えています。8月のオリンピック予選に向けてコンディションを整えていく段階。その中で、今大会を通じてチーム力は上がってきていると感じますし、若い選手を起用できています」
会見後には報道陣に向けて、公開練習と取材時間が設けられた。
■岩坂名奈キャプテン
「明日のブラジルに対しては、相手のリズムにならないように、こちらから攻めて、また日本らしい粘りのバレーを見せたい。相手がどのようなメンバーできても、やってきたことを出していきたいと思います。
今回はファンの方々に試合を見ていただける機会。日本のバレーボールは粘りとラリーに見応えがあると言っていただいているので、平日ではありますが会場に来られた方、またテレビをご覧になられている方に、何かを感じとってもらえるような、勇気や感動を与えられるような戦いを見せたいと思います」