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春高2025

【男子世界バレー】開催国イタリアがロシアに敗れる

  • 海外
  • 2018.09.23

F組(ブラジル、ベルギー、スロベニア、オーストラリア)

スロベニア(手前)は巧みに選手交代を繰り出したが、ブラジルに及ばず

ブラジル 3(25-22,25-21,25-16)0 スロベニア

ベルギー 3(28-26,28-26,25-20)0 オーストラリア●

 いよいよブラジルは調子を上げてきたか。スロベニアを圧倒し、ストレート勝ち。ブラジルのレナン・ダルゾット監督は「今日はサーブ、カウンターアタック、守備、ブロックディフェンスの質がよく、そしてミドルブロッカーがよかった。明日のベルギー戦は、また成長する機会となるはずでしょう」とにらんだ。

 ベルギーは1、2セット目をジュースの末に制し、オーストラリア相手に勝ち切った。最多23得点をあげた、ベルギーのサム・デルー主将は「勝つことができて、また闘争心を押し出す、そのスピリッツを見せられて幸せだ」と喜んだ。

 

G組(アメリカ、ブルガリア、イラン、カナダ)

アメリカのブロックをブルガリア(コート奥)は攻略できず

アメリカ 3(25-20,25-20,25-18)0 ブルガリア

カナダ 3(25-20,20-25,25-15,23-25,15-12)2 イラン

 

 開催地ブルガリアはアメリカの堅守を打ち破れず。バレンティン・ブラトエフは「アメリカのブロックは『スペース・ジャム』(※)に出てくるモンスターのようだった。僕たちのチームにはバッグズ・バニーもマイケル・ジョーダンもいないからね」とユーモアをまじえて試合を振り返った。第3次ラウンド進出を決めたアメリカのダニエル・マクダネルは「相手のホームの大歓声も今日は少し静かだったかな…。ストレート勝ちはけっして楽ではなかったけど、勝ててよかった」と語った。

 カナダはフルセットの激闘の末にイランを下した。カナダのジョン・ペリンは最後までスパイクを打ち切り、最多32得点をマーク。「スパイクもブロックもディフェンスも、すべてがよくできた。明日はもっと会場を盛り上げるよ!」と、次のブルガリア戦へ意気込んだ。

(※)1996年公開のコメディ・ファンタジー映画。バスケットボール界のスター、マイケル・ジョーダンが出演し、アニメのキャラクター、バッグズ・バニーらとともにモンスターを倒すというストーリー

 

H組(セルビア、ポーランド、フランス、アルゼンチン)

ヌガペト(左から2番目)の完全復活で、フランスは上昇気流に乗りたい

セルビア3(25-18,25-22,25-22)0 アルゼンチン

フランス 3(25-15,25-18,23-25,25-18)1 ポーランド

 

 アルゼンチンに完勝したセルビアだが、ネマニャ・ペトリック主将は「楽に見えたかもしれませんが、私たちはそう思いません。最大限に力を発揮しましたから」と強調。敗れたアルゼンチンのルチアノ・デセッコ主将は「少々、ケガ人の影響もありました。明日はベストを尽くします、そうすれば何が起きるかわからない」と第2次ラウンド最終戦に目を向けた。

 さぁ、この男が帰ってきた。 “バレーボールキング”、“アメージングスター”、フランスのイアルバン・ヌガペトがポーランドを相手に両チーム最多の26得点をマークし、勝利に導いた。「笑うんだ。そうすることでプレッシャーを取り除くことが大事なのさ。それがパワーを生むんだ」とヌガペトは最大級の笑顔を浮かべた。ケガで出遅れたが、ここから一気に大会の主役へ。真打ちの登場だ。

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