ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! スーペルコッパの熱も冷めやらぬ中、2020/21スーペルリーガがついに幕を開けました。石川選手の偉業達成もさることながら、開幕週からホットなゲームばかり。バトルシンフォニー、ここに開演(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■通算1000得点の石川、日本人選手未踏の領域へ。ミラノは開幕白星
[MATCH OF THE ROUND]
◆ミラノ 3(25-20,26-24,25-20)0 チステルナ 〔9/27@ミラノ〕
日本バレーボール界における金字塔だ。石川祐希(日本)がレギュラーシーズン開幕戦で11得点をマーク。これで自身のセリエA通算得点を1001とし、日本人選手初の“1000得点”を達成した。むろん、これはまだ通過点に過ぎず、世界トッププレーヤーへの階段を駆け上がっていく。
ホームで開幕を迎えたミラノはOHスティーブン・マー(カナダ)がチーム最多18得点をあげて、試合のMVPに。OPジャン・パトリ(フランス)も最多4本のブロックポイントをマークするなど攻守で圧倒し、開幕ストレート発進に成功した。対するチステルナはOPサミュエル・オヌウェーロ(イタリア)がチーム最多13得点で、今季ブレイクの予感も。
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◆モンツァ 3(25-20,23-25,25-23,25-22)1 モデナ 〔9/27@モデナ〕
名門モデナ、開幕黒星−。この日の主役はモンツァだった。OPアディス・ラグンジラ(トルコ)が両チーム通じて最多23得点をマーク、チームとしても実に17本のブロックポイントをマークし、衝撃の開幕白星スタートを飾った。
◆ペルージャ 3(35-33,25-20,26-24)0 ヴァレンティア〔9/30@ペルージャ〕
第1セットから30点台に到達するなど、セットカウント以上の白熱したゲームに。スーペルコッパ王者のペルージャが、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)のサービスエース9本(!!)の活躍で勝利した。
◆トレンティーノ 3(27-25,25-15,26-24)0 パドヴァ〔9/27@パドヴァ〕
ペルージャのレオンが9本なら、こちらトレンティーノのOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)も!! 今季新加入のアブデルアジズがサービスエース9本を含む22得点をマーク。フライングダッチマンの活躍で、拮抗したゲームをトレンティーノが制した。
◆ピアチェンツァ 3(25-20,20-25,25-23,25-19)1 ラヴェンナ〔9/27@ラヴェンナ〕
スーペルリーガ開幕直前にロレンツォ・ベルナルディ氏が電撃就任したピアチェンツァ。さっそく効果を発揮?? OPジェルジ・グロゼル(ドイツ)が29得点、OHアーロン・ラッセル(アメリカ)が15得点で開幕戦勝利。
◆ルーベ 3(25-23,25-20,25-21)0 ヴェローナ〔9/29@ヴェローナ〕
スーペルコッパ決勝の舞台、ヴェローナで引き続き開幕戦に臨んだルーベ。OPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)が13得点、MBシモーネ・アンザーニ(イタリア)が4本のブロックポイント、そしてMBロベルランディ・シモン(キューバ)が3本のサービスエースでヴェローナを圧倒し、スーペルコッパ銀メダルの悔しさを払拭した。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round1終了時)》
1 トレンティーノ 1勝0敗(勝ち点3)-
2 ミラノ 1勝0敗(勝ち点3)-
3 ルーベ 1勝0敗(勝ち点3)-
4 ペルージャ 1勝0敗(勝ち点3)-
5 ピアチェンツァ 1勝0敗(勝ち点3)-
6 モンツァ 1勝0敗(勝ち点3)-
7 モデナ 0勝1敗(勝ち点0)-
8 ラヴェンナ 0勝1敗(勝ち点0)-
9 ヴァレンティア 0勝1敗(勝ち点0)-
10 ヴェローナ 0勝1敗(勝ち点0)-
11 チステルナ 0勝1敗(勝ち点0)-
12 パドヴァ 0勝1敗(勝ち点0)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)