ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 開幕節に続き、第2節でもトップ4に黒星がついています。混戦模様の今シーズン、まずは男の復活劇の模様から(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■完全復活!! トーマス・ジェスキーの活躍でヴェローナが今季初勝利
[MATCH OF THE ROUND]
◆ヴェローナ 3(28-26,25-23,25-21)0 トレンティーノ
〔10/4@トレント〕
開幕戦黒星スタートのヴェローナは敵地に乗り込んでの一戦。前節のルーベに続き、トップ4との対決となった。この試合で活躍を見せたのはOHトーマス・ジェスキー(アメリカ)。昨季もヴェローナに所属していたが、リーグ直前のワールドカップ2019で負傷しシーズンを棒に振ると、挙句に“退団”となっていた。順調にリハビリを経て、今季、ヴェローナと再契約。カムバックを誓う男が、力強いパフォーマンスでチームに恩返し。この日はチーム最多14得点をあげて、トップ4からの勝利に貢献した。
ゲームのMVPに輝いたジェスキーを、チームは「Great job TJ(=TJ、素晴らしい働きだ!!)」と祝福。今季初白星を喜んだ。なお、OPステファン・ボワイエ(フランス)が12得点と続き、MBアンドレア・ザノッティ(イタリア)がチーム最多4本のブロックポイントをマークした。対するトレンティーノは早くも今季初黒星。OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が最多21得点と奮闘した。
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◆ルーベ 3(23-25,25-22,25-14,23-25,15-9)2 ラヴェンナ
〔10/4@チヴィタノーヴァ・マルケ〕
銀河系軍団とネクストブレーカー軍団の一戦は、手に汗にぎるゲームに。OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)の最多4本を筆頭に合計15本のサービスエースをルーベに許す一方、MBアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)の最多4本を含む合計15本のブロックポイントで対抗したラヴェンナ。勝利とはならずも、格上相手に食らいついたラヴェンナの戦いぶりに拍手を。
◆ミラノ 3(25-22,21-25,25-19,25-20)1 モンツァ
〔10/3@モンツァ〕
ミラノに拠点を置くチームどうしの一戦。つい先日のコッパイタリア グループラウンドではモンツァに軍配が上がりましたが、この日のミラノにはOH石川祐希(日本)がいました!! 前回は温存も、今回はフル出場。チーム最多17得点をあげて勝利に導くと、今季レギュラーシーズン最初のMVPに選出!! 勢いが止まりません。
◆ペルージャ 3(25-22,25-17,19-25,25-20)1 ピアチェンツァ
〔10/4@ピアチェンツァ〕
今季ピアチェンツァを指揮するロレンツォ・ベルナルディ監督も、自身が率いた当時のペルージャにはいなかった“キング”の力をまざまざと思い知ったのでは? この日も主役はペルージャのOHウィルフレド・レオン(ポーランド)。5本のブロックポイントを含む最多19得点の活躍を見せた。
◆パドヴァ 3(25-22,25-16,25-18)0 チステルナ
〔10/4@ラティーナ〕
敵地に乗り込んだパドヴァはOHマッティア・ボットロ(イタリア)、OPトンチェク・シュテルン(スロベニア)がそろって16得点をマーク。今季初白星をあげた。
◆モデナ 3(25-21,28-26,25-20)0 ヴァレンティア
〔10/4@ヴァレンティア〕
開幕戦黒星の名門モデナは、今季新加入のOHモーリツ・カーリツェク(ドイツ)が4本のブロックポイントを含むチーム最多19得点をマークし、今季初勝利。まだチームの力を見極めるには早いでしょう、戦いは始まったばかり!!
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round2終了時)》
1 ミラノ 2勝0敗(勝ち点6)▲
2 ペルージャ 2勝0敗(勝ち点6)▲
3 ルーベ 2勝0敗(勝ち点5)-
4 モデナ 1勝1敗(勝ち点3)▲
5 トレンティーノ 1勝1敗(勝ち点3)▼
6 パドヴァ 1勝1敗(勝ち点3)▲
7 モンツァ 1勝1敗(勝ち点3)▼
8 ピアチェンツァ 1勝1敗(勝ち点3)▼
9 ヴェローナ 1勝1敗(勝ち点3)▲
10 ラヴェンナ 0勝2敗(勝ち点1)▼
11 ヴァレンティア 0勝2敗(勝ち点0)▼
12 チステルナ 0勝2敗(勝ち点0)▼
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)