サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

【バレー】久光スプリングスが新天地「SAGAアリーナ」でフェスを開催 リーグ開幕戦で満員目指す  

 

 バレーボールのVリーグ V1女子の久光スプリングスが812日、SAGAアリーナ(佐賀)で「久光スプリングス・SSP VOLLEYBALL FES -Super Games SAGA-」を開催した。会場のSAGAアリーナは来年に地元で実施される国民スポーツ大会に先駆けて誕生した大型アリーナであり、多くの来場者の姿が見られた。 

 

バレーボール教室やチームOGが登場する企画コーナーも

 

久光の選手たちやOGが会場を盛り上げた

 

 この日はまず午前中に、久光の3選手(大竹里歩、栄絵里香、万代真奈美)と女子日本代表の3選手(古賀紗理那、林琴奈、石川真佑)によるバレーボール教室が行われ、地元の小学生女子ジュニアチームの選手が参加。古賀は「参加した子どもたちが楽しそうにプレーしていました」と振り返り、石川は「私たちも楽しさを忘れずに頑張っていきたい」と語った。

 

 バレーボール教室に続いては、「久光スプリングスVOLLEYBALL FES」が催され、こちらはチームのOGである狩野舞子、新鍋理沙、石井優希や元・日本代表の迫田さおりが登場。久光の現役選手たちとともにサーブビンゴゲームや風船リレー、2個バレーボールの“三番勝負”が実施され、久光の中川美柚がキャプテンを務める「チームゆず」が、同じく中島咲愛の「チームさえ」に勝利した。

 

 イベントの最後は、女子日本代表スペシャルマッチ(紅白戦)が行われ、TEAM WHITETEAM RED2-127-2521-2515-13)で勝利した。

 

■女子日本代表紅白戦/戦評

 

女子日本代表の紅白戦

 

TEAM RED:林琴奈、古賀紗理那、井上愛里沙、山田二千華、宮部藍梨、宮部愛芽世、目黒優佳

TEAM WHITE:石川真佑、柴田真果、渡邊彩、福留慧美、田中瑞稀、松井珠己、入澤まい、西村弥菜美、和田由紀子

 

 第1セット序盤はTEAM REDが古賀、井上のアタックでリードする展開も、9-12からTEAM WHITEが入澤の連続サービスエースを含む4連続得点で逆転に成功。すぐさまTEAM REDがブロックポイントでひっくり返し、終盤まで競り合いが続くなか、24-25からTEAM WHITEが和田のアタックと入澤のBクイックなど3連続得点で逆転し、セットを先取した。

 

 入澤のブロックポイントで始まった第2セットは、6-6から古賀のアタックなど3連続得点をあげたTEAM REDが先行し、試合が進む。TEAM WHITE12-13から和田の鮮やかなノータッチエースで同点とするも、古賀や井上のアタックでブレイクを重ねたTEAM REDが奪いきり、セットカウントをタイとした。

 

 第3セットはTEAM WHITEが田中を中心に得点を重ねる一方、TEAM REDも宮部(藍)や古賀が要所でブロックポイントをマークし、一進一退の攻防が続く。12-12からTEAM WHITE2連続得点をあげてマッチポイントに到達。だが、TEAM REDは古賀が力強いスパイクを決め、たまらずTEAM WHITEはタイムアウトを要求。宮部(愛)のサーブで始まったプレーは最後、井上が相手ブロックを交わそうとするもスパイクアウトとなり、TEAM WHITEが逃げきった。

  

1021日のVリーグ開幕戦で満員を目指す

 

ファンに挨拶する大竹里歩キャプテン

 

今季から練習拠点をこれまでの兵庫県神戸市から佐賀県鳥栖市に移し、ホームタウン佐賀に根差した活動を本格化させる久光スプリングス。今年1021日に迎えるSAGAアリーナでの2023-24 Vリーグの開幕戦では、22日との2日間で満員プロジェクトと題してホームゲーム入場者数のリーグ記録更新を目指すことがこの日、発表された。

 

 大竹キャプテンは「今日の試合を見て、佐賀の皆さんに『バレーボールが楽しい』と思ってもらえたらうれしいですし、満員の会場で『次は私たちがやるんだ』という気持ちが強くなりました」と振り返り、イベント最後のあいさつでは「佐賀、スプリングスファミリー、バレーボールファンの皆さんと戦っていけたらと思うので、ぜひ盛り上がっていきましょう!!」呼びかけた。

 

(写真/中川和泉〔NBP〕)

 

■佐賀県鳥栖市へと戻ってきた久光スプリングス サロンパス®アリーナから世界を目指す

 

■石井優希らが涙と笑顔で引退 久光の新アリーナでセレモニーマッチを実施

 

■元・女子日本代表の石井優希さんが結婚

 

【次ページ】イベントや紅白戦のその他の写真

モバイルバージョンを終了