9月2日(水)、V.LEAGUE DIVISION1に所属するヴィクトリーナ姫路が2020-21シーズンの公式会見を行い、目玉であるスコートユニフォームを発表した。
公式会見には、昨シーズンで監督を退き、今シーズンから球団副社長に就任した竹下佳江氏、中谷宏大新監督、そして新キャプテンの貞包里穂選手が登壇した。
竹下副社長は、今までと違った形でチームをバックアップしていきたいと意気込み、チームについても「中谷新監督の熱い指導のもとレベルアップしていく」と期待。
中谷監督は、コーチとしてチームに携わってきた昨シーズンまでと比べて、今までチームを支えてくれていたベテランが抜け、最年長が25歳という若いチームになり、今はまさに転換期であると語った。今シーズンの目標は4位以内とし、優勝争いを経験した上で当初のスローガンである“姫路から世界へ”の達成に意欲を見せた。軸になる選手として中谷監督があげたのはセッターの3人。4人同時に攻撃に入ることを前提とした上で、トスの配分が大事になってくると述べた。
貞包キャプテンは、コミュニケーションを積極的にとり、みんなで話し合える場を作っていこうと取り組んでいると言い、「個々の良さを引きだして、チームで戦っていきたい」と誓った。
ユニフォームのお披露目には眞鍋政義球団オーナー、橋本明球団社長、竹下佳江球団副社長が登壇。
今期から採用されるスコートユニフォームは、眞鍋オーナーが3年ほど前に行ったイタリア・ブラジル視察で目撃、驚きとともに、いつかヴィクトリーナでもやりたいと思っていたもの。「強く美しく見える」と眞鍋オーナーは評し、橋本球団社長も「選択の自由があるならば新しいものを採用したいし、選手が少しでも美しく可愛く見えるものを導入したい」と述べた。
着用して登場した吉岡可奈選手は「ほかのチームが挑戦していないことに挑戦できるのは嬉しい」とコメント。長野有紗選手も「いつもと変わらず履きやすい」とコメントし、横で見ていた貞包キャプテンは「スコートかわいい」と笑顔を見せた。
なおスコートユニフォームは試験的な導入となっており、22試合中4試合で着用予定となっている。