gv-logo

春高2025

RUS20/21[カップ戦]決勝でスイープ! モスクワが優勝

  • 海外
  • 2020.12.28

 世界三大リーグと称される、イタリア、ロシア、ポーランドから、ロシア・スーパーリーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE from RUSSIA with LOVE』。クリスマスから2日間にかけて実施された『ロシアカップ2020』で栄冠を手にしたのは…、モスクワ!!(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

ロシアカップの優勝トロフィー

■奇跡の逆転勝利から、翌日の決勝は完勝。モスクワがタイトルに輝く

[MATCH OF THE ROUND](現地12/26)

◆《決勝》ディナモ・モスクワ 3(25-20,25-21,25-19)0 ゼニト・サンクトペテルブルク

 今季はコロナ禍によるカレンダー変更に見舞われながらも、ロシア・スーパーリーグはカップ戦のファイナル4を実施。サンクトペテルブルクを舞台に、12月25日に準決勝、翌26日に決勝が行われた。

 

 決勝に進んだのはホームのサンクトペテルブルクとモスクワ。ともに準決勝で壮絶なフルセットを繰り広げたチームどうしの対戦となった。980人の観客が見守る中、ゲームは第1、第2セットともモスクワがセット終盤で突き放し獲得に成功する。第3セットはサンクトペテルブルクが19−15とリードしたが、モスクワはそこから逆転。ストレートで勝利し、現在8勝1敗と好成績を残しているレギュラーシーズンの勢いそのままに、今季初タイトルを手にした。

 

 MVPに輝いたのは、Sパベル・パンコフ(ロシア)。要所で勝利に結びつくサービスエースを2本決めたほか、OPツベタン・ソコロフ(ブルガリア)の最多18得点、OHヤロスラフ・ポドレスニ(ロシア)の12得点を演出したトスワークが光った。それでもパンコフは「しっかりと準備し、チームはよく戦いました。MVPですか? 何よりもチームがタイトルを手にしたこと、それが重要です」と試合後にコメントした。

攻撃面で相手を圧倒したモスクワ(写真コート左)

 決勝戦を振り返り、モスクワのコンスタンティノフ・ブライヤンスキ監督は「前日にフルセットを戦い、決勝が始まってから相手(サンクトペテルブルク)の方が私たちよりも準備が整っていないように感じました。とはいえ、こちらは持てる力を最大限に発揮しました」と選手たちをたたえた。

 

 一方、敗れたサンクトペテルブルクのトーマス・サムエルボ監督は「前日の疲労を言い訳にすることはできません。アタックの決定率が相手の55%に対し、こちらは47%でした。この数字が結果につながったといえるでしょう」と語った。両チームの対戦はまだレギュラーシーズンで実現しておらず、2月6日と7日に連戦が行われる予定だ。

トロフィーを手に優勝を喜ぶモスクワのメンバーたち

************

◆《準決勝》ディナモ・モスクワ 3(19-25,14-25,25-23,25-19,15-8)2 ロコモティブ・ノヴォシビルスク

 モスクワは2セットダウンから逆転勝利し、決勝戦に弾みをつけた。この試合ではOPソコロフが両チーム通じて最多20得点の活躍、Sパンコフもサービスエース4本を決めるなど、チームのスタイルを存分に発揮した。

ノヴォシビルスクのMBイリヤス・クルカエフ(ロシア/写真中央)は9得点と苦しんだ

◆《準決勝》ゼニト・サンクトペテルブルク 3(20-25,25-22,25-22,21-25,17-15)2 ゼニト・カザン

 一進一退の攻防が繰り広げられた“ゼニト・ダービー”はサンクトペテルブルクに軍配。OHイゴール・クリュカ(ロシア)がチーム最多25得点、MBイバン・ヤコブレフ(ロシア)が4本のブロックポイントをマークした。対するカザンはOPマキシム・ミハイロフ(ロシア)が26得点をあげたほか、サービスエースもチーム合計11本で相手の計3本を圧倒したが…、スーパーカップに続くタイトル獲得とはならず。

サンクトペテルブルクのクリュカ(写真コート奥)は力強いプレーでチームを牽引

ロシアスーパーリーグ男子 レギュラーシーズン順位(round14終了時)》

1 ゼニト・カザン 12勝2敗(勝ち点34)-

2 クズバス・ケメロヴォ 10勝2敗(勝ち点28)-

3 ゼニト・サンクトペテルブルク 9勝4敗(勝ち点27)▲

4 ディナモ・モスクワ 8勝1敗(勝ち点24)▼

5 ファッケル・ノヴィ・ウレンゴイ 7勝5敗(勝ち点24)-

6 ロコモティブ・ノヴォシビルスク 勝3敗(勝ち点21)-

7 エニセイ・クラスノヤルスク 6勝5敗(勝ち点17)-

8 ウラル・ウファ 6勝8(勝ち点17)-

9 ウグラ-サモトロル・ニジネヴァルトフスク 5勝8敗(勝ち点17)-

10 ベロゴリエ・ベルゴロド 4勝7敗(勝ち点12)-

11 ディナモ-ロ・レニングラード・オーブラスチ 2勝8敗(勝ち点7)-

12 ASKニジニ・ノヴゴロド 2勝7(勝ち点6)-

13 オイルマン・オレンブルク 2勝9敗(勝ち点6)-

14 ガスプロム-ウグラ・スルグト 0勝11敗(勝ち点0)-

※勝敗(勝ち点)。記号は第10からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

  • マグダビッド×関田誠大
  • アシックス×高橋藍
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ
  • 自社広告のご案内
  • 全国専門学校選手権2019

pagetopbtn