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2019-20 V1男子-今週の見どころ-(12/21,22)

  • SV男子
  • 2019.12.20

2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)今週の見どころ(12/21,22)

※名前をクリックすれば選手プロフィールへアクセスします

 

 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は先週末で2レグの3週目が消化され、V・レギュラーラウンドはちょうど前半が終わった形だ。今週末は21日に3会場(東広島市、三島市、名古屋市)で計5試合、22日は2会場(三島市、名古屋市)で計4試合が行われる。なおV1男子は年内最後の開催週となり、年明け1月11日から再開される。今回は後半に挑む上でキーマンとなるセッターを中心に取り上げる。



 現在、首位に立つジェイテクトSTINGSは中根聡太小林光輝の若手セッターが活躍を見せている。どちらも、高い攻撃力を備えたアタッカー陣を生かすことができている印象で、先発または途中出場でもゲームをしっかりと組み立てる。先週14日のサントリーサンバーズ戦ではフルセットにもつれる接戦の中、最終第5セットの開始時からは、先発した中根を小林に代えて投入したが、それでも勝利に結びつけた。ジェイテクトは開幕7連勝を遂げたのちに、11月23日のパナソニックパンサーズ戦で今季初黒星を喫したが、現在はふたたび7連勝中。若き司令塔がお互いの力を融合させながら、頂点へと突き進む。

ジェイテクトの中根

 そのジェイテクトに続くのは、2位のパナソニックと3位のJTサンダーズ広島で、現在13勝同士の成績となっている。昨シーズンのファイナルを争った2チームだが、その際も注目を浴びたのがセッターの“深津兄弟”。兄の深津旭弘はJT広島で、弟の深津英臣はパナソニックでそれぞれチームを操っている。なお、今季初対戦となった11月16日の松本市会場では弟に軍配が上がった。

 パナソニックの深津はトスだけでなく、サーブでもチームへ貢献しており、現在サーブ効果率はチーム内で清水邦広の14.4%に次ぐ2番目の数字である13.1%。これはリーグでも5番目の数字となっている。12月8日の東レアローズ戦ではシーズン初となるフルセットにもつれたが、その最終第5セットでは深津のサービスエースが勝利を呼び込んだ。

 

 ジェイテクト、パナソニック、JT広島の上位3チームに、やや勝利数で差を開けられているのが4位のサントリー。今季新加入の外国籍選手、季道帥が中国代表の活動のためチームを離れ、その影響も少なからずあったか先週末は2連敗。それでもセッターの大宅真樹が安定したプレーを見せて、ムセルスキー,ドミトリー藤中謙也らポイントゲッターにトスを供給している。

サントリーの大宅

 5位の東レは藤井直伸が司令塔を務め、2016/17 V・プレミアリーグ優勝の鍵となったミドルブロッカーを軸とするトスワークは健在。一方で、得点シーンでは感情を爆発させる一面もあり、それは今季のチームのテーマである『BLUE-HOT〜魂を揺さぶれ』を体現するかのよう。高橋健太郎戸嵜嵩大といった爆発力を持った選手たちとともに、ムードを押し上げる存在といえるだろう。

 

 6位のウルフドッグス名古屋は現在6連敗中と、苦しい状況が続く。ベテランセッターの内山正平は屋台骨に変わりはなく、その一方でルーキーの永露元稀も出場機会を与えられている。先週14日のパナソニック戦では先発出場を果たし、敗れはしたものの一試合を通してトスを上げた。

WD名古屋の永露

 7位の堺ブレイザーズは日本代表として秋のワールドカップバレー2019を戦ったセッター関田誠大が在籍2シーズン目で軸となっているが、チームはなかなか波に乗れずにいる。今週21日は開幕戦以来の東レ戦となり、“関田vs.藤井”の日本代表セッター対決を制することができれば機運も高まるか。

 

 その堺に1勝差で迫るのがFC東京で、12月8日、14日にシーズン初となる2連勝を遂げた。なかでも8日のWD名古屋戦では、オポジットのプレモビッチ,ピーターの強打が光ったが、セッターの手原紳もフルセットの接戦の中で最後まで冷静にトスを上げ続けた。勝利した試合ではそういった落ち着きが見られており、後半戦でさらに勝ち星を積み上げる上で必要不可欠な要素になりそうだ。

FC東京の手原

 9位の大分三好ヴァイセアドラーは先週15日にFC東京を下し、連敗を10でストップ。不動のセッター藤岡諒馬バグナス,ブライアンヤカン,グマの外国籍選手とアウトサイドヒッターの勝将哉にトスを供給し、ホームゲームで嬉しい2勝目をあげた。

 

 最下位のVC長野トライデンツは椿芽久が先発での出場機会を多く獲得しており、その一方でキャプテンの長田翼も要所でコートに立つと、しっかりとゲームを組み立てられる存在。V・レギュラーラウンド前半を終えて、昨シーズンの成績を超える2勝をあげており、後半での上積みを目指す。 

VC長野の椿

<写真・文:©︎V.LEAGUE>

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