2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)今週の見どころ(11/2,3)
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10月12日(土)に開幕した2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は1レグが終了した(10月12日、13日は一部順延につき未消化)。今週11月2日(土)は3会場(大田、深谷、金沢)で計5試合、3日(日)は3会場(倉敷、大田、金沢)で計5試合が開催される。1レグを終えて、無敗はプレミアカンファレンスのデンソーエアリービーズと、スターカンファレンスのトヨタ車体クインシーズの2チームとなっている。
デンソーは先週末に郡山会場でホームゲームを戦い、大型台風による被害の爪痕も残る中「足を運んでくださるファンの方々や、会場の運営に携わっていただいた方々に勇気や元気を届けたい」(鍋谷友理枝主将)と奮起。2戦連勝し、3勝0敗(9ポイント)で首位に立った。
そのデンソーと今週3日に対戦する岡山シーガルズは、先週末にリーグ2連覇中の絶対女王・久光製薬スプリングスをストレートで下し、勢いに乗っている。得点源であるアウトサイドヒッターの金田修佳を筆頭に気迫の込もったバレーを展開し、日本代表経験者がそろうデンソー撃破を目指す。
岡山にシーズン初黒星を喫した久光製薬だが、その試合ではアウトサイドヒッターの野本梨佳がスパイクにブロックと、攻守で奮闘した。今週末は2日に日立リヴァーレと、また3日に2勝1敗(ともに6ポイント)で並ぶNECレッドロケッツと対戦する。女王のプライドを懸けて、リスタートを切ることだろう。
日立は先週末の郡山会場で2連敗を喫したが、多治見麻子監督は「セッターとアタッカーはコンビ練習を重ねていくことで合ってくるもの。これからリーグを通して、チームを作っていきたい」と、日本代表から合流して日も浅いセッターの佐藤美弥に期待を寄せた。
ヴィクトリーナ姫路は開幕5連敗と勝ち星が遠いが、先週末のNEC戦ではサーブで攻め立て、第1セットを獲得。チームの目指す形を体現してみせた。連戦となる2日のNEC戦でリベンジを果たすと同時に、V1初勝利をつかめるか。
スターカンファレンスではトヨタ車体クインシーズが5勝0敗(15ポイント)と好調をキープしている。先週27日(日)の埼玉上尾メディックス戦ではベテランミドルブロッカーの荒木絵里香が通算ブロック決定本数を1044本とし、日本記録を更新。この試合でもミドルブロッカーの渡邊彩とともに4本のブロックポイントをあげて勝利に導くなど、変わらぬ存在感を放っている。
そのトヨタ車体にリベンジを果たしたい埼玉上尾は、1週間またぎの連戦で今週2日にふたたび戦うこととなる。攻守でバランスのとれたヤングアタッカーの吉野優理が中心となって勝ち星を目指す。
スターカンファレンスで2位につけるJTマーヴェラスは初戦こそ黒星スタートとなったが、そこからフルセットの戦いを幾度となく制する勝負根性を発揮して4連勝中。中でも、アウトサイドヒッターの林琴奈やセッターの籾井あきといった若手選手が躍動している。2日に対戦する東レアローズもクラン,ヤナと石川真佑の両エースの活躍が光る。今シーズン初対戦はフルセットの末にJTに軍配が上がったが、今回は果たして。
また1勝4敗(3ポイント)のPFUブルーキャッツと、0勝5敗(0ポイント)のKUROBEアクアフェアリーズは2日に直接対決。2勝目か、初勝利か。勝利の女神がどちらに微笑むか、注目だ。
<写真・文:©︎V.LEAGUE>
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